全3067文字
PR

 新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が全国に拡大され、不要不急の外出自粛が要請される今、自宅でテレワークをしている人は多いだろう。複数人の会議や打ち合わせに、ビデオ会議ツールやビジネスチャットを使う機会も増えており、パソコンでの映像や音声のやりとりが不可欠になる。

 最近のノートパソコンは、マイクやスピーカー、カメラなどを備えており、本来であれば他の機器を用意しなくても映像や音声によるコミュニケーションはとれる。だが、ノートパソコンに付属のマイクやスピーカーを使った場合、音量などの関係で相手の声が聞きづらいことがある。自分の声が相手に伝わりにくい場合もあるようだ。

 さらにスピーカーで再生された他人の声までマイクが拾ってしまい、ボイスチャット内でこだまのように反響することもある。ノートパソコンのスピーカーやマイクに満足できないときは、ヘッドセットを使いたいところだ。

音声チャットを長時間するなら、ヘッドセットがあると便利だ。写真はサンワサプライの「MM-HS516」
音声チャットを長時間するなら、ヘッドセットがあると便利だ。写真はサンワサプライの「MM-HS516」
(写真はスタジオキャスパー、以下同)
[画像のクリックで拡大表示]

有線か無線か、密閉型か開放型か

 現在、パソコン用として売られているヘッドセットは、有線と無線がある。有線は接続端子がミニピンジャックとUSBの2種類あり、ミニピンジャックはパソコンの音声入出力端子に接続できる。USBは、パソコンのUSB端子に挿して使う。ミニピンジャックはパソコンからアナログで音声が出力されるのに対し、USBはデジタルで出力される。一般的にアナログはノイズに弱く、デジタルはノイズの影響を受けにくい特性があるとされる。

 ミニピンジャックにも端子が2種類ある。ヘッドホン用の音声出力コネクターとマイク用の音声入力コネクターを1本に統合した4極と呼ばれるタイプと、それぞれが個別に用意されているタイプだ。前者は比較的新しめのノートパソコンやスマートフォン、タブレットなどで利用できる。後者は、音声出力端子とマイク入力端子を個別に備えているデスクトップパソコンや、古いノートパソコンなどで利用できる。これらの端子は変換ケーブルを用いれば相互変換可能だ。変換ケーブルを付属することで、両方を兼ねる製品もある。

 無線ヘッドセットはBluetooth接続が主流だ。多くの製品はスマートフォン用として売られているが、Bluetoothアダプターを搭載するパソコンでもペアリングすれば利用できる。スマートフォンと切り替えて使うなら、簡単な操作で複数の機器と接続を切り替えられるマルチペアリング対応のヘッドセットを購入したい。最近のパソコンであれば、ノートパソコンならほぼすべてがBluetoothアダプターを搭載するが、5年以上前の古いパソコンの一部は搭載していないこともある。その場合は、USBのBluetoothアダプターを別途用意すればよい。

有線のヘッドホンはミニピンジャックとUSBの2種類。USBはパソコン専用と考えてよい。変換アダプターを付属することで、両方を兼ねる製品もある
有線のヘッドホンはミニピンジャックとUSBの2種類。USBはパソコン専用と考えてよい。変換アダプターを付属することで、両方を兼ねる製品もある
[画像のクリックで拡大表示]
音声入出力を1つにまとめた4極と呼ぶ製品と(写真右)、入力と出力が別の製品がある(写真左)。購入前に確認しておこう。変換ケーブルを付属することで両方に対応する製品もある
音声入出力を1つにまとめた4極と呼ぶ製品と(写真右)、入力と出力が別の製品がある(写真左)。購入前に確認しておこう。変換ケーブルを付属することで両方に対応する製品もある
[画像のクリックで拡大表示]