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本記事は、日経アーキテクチュアの過去記事を再掲載したものです。記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

 解体して建て替えるか、カプセルを交換して保存するか──。区分所有者の意見が割れている東京・銀座の中銀カプセルタワービルで2006年4月1日、管理組合総会が開かれた。両案とも検討し、10月までに決議することを決めた。

森下氏の部屋の壁。埋め込まれていたテレビが故障したので引き抜いたところ、吹き付けアスベストが露出した。設計者の黒川紀章氏によると、本来なら内側にボードの壁が施工されており、露出はしないはずだという(写真:森下泰輔)
森下氏の部屋の壁。埋め込まれていたテレビが故障したので引き抜いたところ、吹き付けアスベストが露出した。設計者の黒川紀章氏によると、本来なら内側にボードの壁が施工されており、露出はしないはずだという(写真:森下泰輔)

 数年前から雨漏りや漏水が問題化していたこのビルでは昨年、アスベスト問題も表面化した。建て替え派で現代美術家の森下泰輔氏は「キラー・アスベスト」と題した個展をこの4月に銀座で開催し、自室の惨状を写真やビデオで表現した。

黒川紀章建築・都市設計事務所と大成建設が示した新カプセルの仕様。表面は塗装によって60年間のメンテナンスフリーを目指す(資料:黒川紀章建築・都市設計事務所)
黒川紀章建築・都市設計事務所と大成建設が示した新カプセルの仕様。表面は塗装によって60年間のメンテナンスフリーを目指す(資料:黒川紀章建築・都市設計事務所)

 一方、日本建築士会連合会、日本建築家協会、ドコモモジャパンの3団体は、建築的価値が高いとして管理組合に保存要望書を提出。設計者の黒川紀章氏は、カプセル交換費用の見積り書を管理組合に提出し、検討委員会のメンバーに加わることになった。

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