ルネサス エレクトロニクスは、ドイツ・ニュルンベルクで開催中のembedded world 2018(3月1日まで)においてプレスカンファレンスを行い、車載カメラ映像のビジョン処理を担うSoCの新製品「R-Car V3H」を発表した(ニュースリリース1)。2017年4月に発表したNCAP(New Car Assessment Program)用スマートカメラに向けた「R-Car V3M」(関連記事1)の上位製品にあたる。
レベル3や4の自動運転システムに向けたビジョン処理を実行できる高い処理能力を持ちながら、低消費電力であることが特徴だとする。0.3W(同社実測値)で学習済みCNN(Convolution Neural Network)をベースにした推論処理を実行できるという。2018年9月よりサンプル出荷を開始し、2019年後半より量産を開始する予定である。