車載用途に向けたUSB Type-C/USB PD制御IC
車載用途に向けたUSB Type-C/USB PD制御IC
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 米Cypress Semiconductor社は、車載用途に向けたUSB Type-C/USB PD(Power Delivery)制御IC「automotive EZ-PD CCG2」を発売した(ニュースリリース)。「USB PD 2.0」規格に準拠する。発売したICは、パソコンや携帯型電子機器、充電器、EMCA(Electronically Marked Cable Assembly)などに向けた「EZ-PD CCG2」の車載用途品である(関連記事)。自動車に搭載する充電端子やインフォテイメント機器用データ端子などに向ける。このICを使えば、「車載機器へのUSB Type-Cの適用が低コストで実現できると同時に、短期間で規格に準拠できるようになる」(同社)という。

 DFP(downstream facing port )とUFP(Upstreaming Facing Port)の両方に対応できる。CPUコアには、英ARM社の「Cortex-M0」を集積した。クロック周波数は48MHz。フラッシュメモリーの容量は32Kバイト、SRAM容量は4Kバイトである。USB PDプロトコルの実行に必要なタイマーやカウンターを集積した。USB-Type-CをサポートするベースバンドMAC回路やベースバンドPHY回路を備える。このほか、I2CやSPI、UARTに対応するシリアル・コミュニケーション・ブロック(SCB)を2つ搭載した。

 電源電圧は+2.7〜5.5V。消費電流は、リセット時に1.0μA、ディープスリープ時に2.5μA、スリープ時に2.0mA。静電気放電(ESD)耐圧は、接触放電モデルで±8kV、気中放電モデルで±15kVを確保した。パッケージは、実装面積が4mm×4mmの24端子QFN。2018年第2四半期に量産を始める予定だ。価格は明らかにしていない。

 なお発売したICは、2018年2月27日〜3月1日にドイツのニュルンベルグで開催される「Embedded World 2018」の同社のブースで展示する予定である。