独TQ-Group社は、ドイツ・ニュルンベルクで開催の国際展示会「embedded world 2018」(2月27日~3月1日)においてプレスカンファレンスを行い、CPUモジュールの複数の新製品を発表した。
プレスカンファレンスには創業者でGeneral ManagerのDetlef Schneider氏らが登壇した。最初に、業界を取り巻く動向や同社の状況などを説明した。その中で欧州外への拡張として、例えば、日本の丸文と販売提携をしたことなどを語った。
TQ-Groupは今回のembedded worldのテーマとして「IIoT with TQ-Smart, Connected, Secure」を掲げた。TQのCPUモジュールを使うことで、IIoTのエッジをスマートにしたり(高い演算能力を持ち)、接続性(通信インターフェース)を備えたり、セキュアー性を担保したりすることをアピールした。プレスカンファレンスや展示会場のブースでは新製品を中心に紹介していた。
プレスカンファレンスで最初に紹介した新製品は、CPUモジュールの「TQMT2081」(ニュースリリース1)。PowerアーキテクチャーのCPUコアをベースにした、オランダNXP Semiconductors社の通信用プロセッサーIC「QorIQ T2081」を搭載する。この製品を使うことで、10Gビット/秒のEthernetへの接続が可能になる。