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 英ボーダフォン(Vodafone)が2018年2月26日から開催中の「MWC2018」で、携帯電話事業者がLINEのようなリッチなメッセージングアプリ基盤を構築できる「RCS(Rich Communication Services)」をデモしている。Android標準の「メッセージ」アプリなどで、双方向のアンケートやショッピングといった機能が使えるのが特徴だ。

「RCS」の利用画面。標準仕様でリッチなメッセージング環境を提供する。Androidの「メッセージ」アプリが対応済み
「RCS」の利用画面。標準仕様でリッチなメッセージング環境を提供する。Androidの「メッセージ」アプリが対応済み
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 RCSは、テキストメッセージだけでなく動画像や連絡先などを双方向にやり取りできるようにしたメッセージング基盤。SMSにマルチメディア機能を足したMMSより、さらに多様なアプリケーションを構築できる。デモの名称は「RCS A2P Messaging」。A2PはApplication to Personの略だ。

RCSによるアンケート。選択肢への投票が可能
RCSによるアンケート。選択肢への投票が可能
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 実現できる内容自体は、アンケートを採ったり、ユーザーが車を選ぶと担当者への電話番号を表示したりと、TwitterやLINEといったSNSアプリの利用者にとっては目新しいものではない。これがサードパーティのメッセージングプラットフォームではなく、携帯電話事業者のサーバー間で処理されるのがポイントだ。

RCSによる自動車の販売店のデモ。車を選んで営業担当者に連絡できる
RCSによる自動車の販売店のデモ。車を選んで営業担当者に連絡できる
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 アプリケーションは米グーグルの「メッセージ」で、グーグルが中心となって策定した標準仕様に沿ったもの。「(携帯電話事業者の)パートナーとその顧客をつなぐプラットフォーム。すべてがオープンスタンダードで、Android標準のメッセージで使える」(ブースの説明員)。

英ボーダフォンの「RCS A2P Messaging」コーナー
英ボーダフォンの「RCS A2P Messaging」コーナー
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 RCSはMWCの主催者でもあるGSMAが2016年11月に相互接続に必要な仕様を策定し、ボーダフォンやドイツテレコム(Deutsche Telekom)などがサービスを始めている。日本でもNTTドコモとKDDI(au)、ソフトバンクの携帯大手3社が2018年内にも採用する動きを見せており、普及の機運が高まっている。RCSの説明ブースには、携帯電話事業者とみられる来場者がひっきりなしに訪れていた。