2018年3月9日から18日にかけて、デジタルインタラクティブや映画・音楽・コメディー・ゲームなど多分野にまたがるイベント「South by Southwest 2018(SXSW 2018)」が米国テキサス州オースティンで開催される。同イベントは音楽イベントとして1987年に始まり、その後フィルム部門やインタラクティブ部門が追加され、現在のような世界的な大型展示会となった。同イベントからインタラクティブ部門関連を中心にレポートする。
SXSW 2018
2018年3月9~18日、米国テキサス州オースティンで開催
目次
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グーグルが見せた、これがホントの「Google Home」
「SXSW 2018」(2018年3月9~18日、米国オースティン)の最大の特徴の1つが、「街中が展示会会場になる」こと。つまり、各社の展示ブースはコンベンションセンター内だけではなく、街中の店舗や公園、倉庫などを借り切って設置される。中には、住宅街の住宅を一軒借り切って展示ブースとする企業もある…
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新しさより「面白さ」、SXSWで見たベンツの展示
「SXSW 2018」のスポンサーとして目立っていたのがドイツ ダイムラー(Daimler)のブランド「メルセデス・ベンツ」だ。配布冊子や看板、のぼり…と、あちこちにマークが登場する。SXSWは、各企業がコンベンションセンター外に設ける専用パビリオンが醍醐味らしい。同ブランドはスポンサーのためか、…
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ヤマハら、「おひとり様でも合奏」盛り上げ役もAIで実現
ヤマハと博報堂アイ・スタジオは、ヤマハの「人工知能合奏技術」を応用した体験型インスタレーション「Duet with YOO(デュエット ウィズ ユー)」を、「SXSW 2018 Trade Show」(2018年3月11~14日、Austin Convention Center)で展示した。プレー…
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組み合わせると機能が変わる、見た目重視の検知センサー
DNPデジタルソリューションズとDNPコミュニケーションデザインは、存在検知に向けたセンサー「uncloud roll」を「SXSW 2018 Trade Show」(2018年3月11~14日、Austin Convention Center)で展示した。従来の検知センサーとは異なる外観で見えて…
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マインドフルネス呼吸機を2カ月で作った東芝
東芝は、呼吸を整えることで精神的な落ち着きを得られることを利用するため、呼吸を整えるガイドとなる装置「MINDFUL」を「SXSW 2018 Trade Show」(2018年3月11~14日、Austin Convention Center)で展示した。東芝の自主研究会が制作、展示したもので、同…
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「リアルとバーチャルは一緒になる」、ECの次目指すパルコ
パルコは、買い物におけるVR(Virtual Reality、仮想現実)とMR(Mixed Reality、複合現実)の活用例を「SXSW 2018 Trade Show」(2018年3月11~14日、Austin Convention Center)で展示した。同社のSXSW出展は昨年に引き続き…
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家庭用ロボット、家でスマホを手放すために使う
米ティミ(Temi)は家庭用のロボット「temi(ティミ)」を「SXSW 2018 Trade Show」(2018年3月11~14日、Austin Convention Center)に出展した。1000台のβ版提供を始めており、2018年に量産出荷を開始する予定。価格が1499米ドル(約16万…
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サムスン、スマホがホログラム型AIスピーカーに早変わり
韓国サムスン電子(Samsung Electronics)は現在開催中の「SXSW 2018 Trade Show」(2018年3月11~14日、Austin Convention Center)で、スマートフォンを利用した簡易式のAIスピーカー「AURORA」を展示した。スピーカー自体には演算処…
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ソニー、何かの気配を感じる光のトンネル
ソニーは、光と音のインスタレーション「音響回廊“Odyssey(オデッセイ)”」を現在開催中の「SXSW 2018」(2018年3月9~18日、米国オースティン)に開設した同社のパビリオン「WOW Studio」(2018年3月10~13日)で公開している。
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おうちまるごとプログラミング、パナのスクラッチホーム
家電の売りであるソフトウエアの開放・共有化を模索
パナソニックは、子供向けの学習用プログラミング言語「スクラッチ」を使って家電などを操作できる家「スクラッチホーム」のコンセプトを「SXSW 2018」で展示した。プログラミングによる制御・管理対象を家の家電とすることで、従来のソフトウエア中心のプログラミング教育よりも想像力を高められると見込む。
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ソニー、ド派手なARエアホッケーに3つの技術
ソニーは、パックや手に持つマレットなどにプロジェクションを施した状態で楽しめるエアホッケー「A(i)R Hockey(エーアールエアホッケー)」を開発した。現在開催中の「SXSW 2018」(2018年3月9~18日、米国オースティン)に開設した同社のパビリオン「WOW Studio」(2018年3…
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中国「空飛ぶクルマ」に人が乗る、EV・自動運転ひとっ飛び
今夏に実用機を発表
現在開催中の「SXSW 2018」(2018年3月9~18日、米国オースティン)のカンファレンスで、中国イーハン(EHang)が「Future of Autonomous Flying Car is Coming」と題して講演し、人を乗せて自動運転する1人乗りの大型ドローン「EHANG184」の様…
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お手軽筋トレがIoTでフルボディー化、コーチはデジタル鏡
電気刺激を腹筋に与えることで筋力トレーニングを実現する家庭用EMS(Electrical Muscle Stimulation、筋電機刺激)機器「SIXPAD」を販売するMTGは、IoTを活用し15分で全身の筋力トレーニングを実現するという「近未来型EMSトレーニング・ジム」を「SXSW 2018…
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どんな球技も「ゲーム化」する技術、SXSWアワード狙う
博報堂、バーチャル女子高生Sayaや文字が浮かぶ風船なども展示
卓球台とラケット、球を使った普通の卓球に、カメラとプロジェクター、パソコンを加えるだけで、球を当ててブロックを崩し、たくさん崩した方が勝つ「卓球型ブロック崩しゲーム」にする――そんな、あらゆる球技をデジタルゲーム化できるとするMR(Mixed Reality、複合現実)技術「eBALLution」…