中国Huawei Technologies(ファーウェイ・テクノロジーズ)は、「Hannover Messe 2018」(2018年4月23~27日、ドイツ・ハノーバー)で、AGV(Automated Guided Vehicle)やロボットを第5世代移動体通信システム(5G)で遠隔制御するデモンストレーションを披露した。遅延(レイテンシー)は2m秒前後と、リアルタイム性が求められる生産ラインなどの要求を満たす水準を実現しているという。

ボールを落とさないようにAGVとアーム型ロボットを遠隔制御する
ボールを落とさないようにAGVとアーム型ロボットを遠隔制御する
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 このデモでは、独Festo(フェスト)のAGV「Robotino」にアーム型ロボットを搭載したシステムと、クラウドサーバーの制御システムを5Gで接続し、遠隔制御していた。アームの先端にタッチセンサーのパネルが取り付けられており、その上にボールを乗せる。このボールの位置を検出し、ボールを落とさないようにロボットやAGVを制御する。そのための制御プログラムはクラウドサーバーの制御システムで計算している。

 4Gの場合はレイテンシーが20m秒以上となり、リアルタイム性が求められる用途には向かなかった。5Gの活用で前述の通りレイテンシーが2m秒前後と1桁小さくなり、FA(Factory Automation)用途への可能性が見えてきたという。

遅延(レイテンシー)は2m秒前後で推移していた
遅延(レイテンシー)は2m秒前後で推移していた
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