ドイツ・ダイムラー(Daimler)は商用車のモーターショー「IAA商用車ショー(IAA Commercial Vehicles show) 2018」(一般公開2018年9月20~27日、ドイツ・ハノーバー)で、車室部の「キャビン」を交換式にしたコンセプト電気自動車(EV)を出展した(図1、2)。

図1 ドイツ・ダイムラー(Daimler)が披露したコンセプト電気自動車(EV)「Vision URBANETIC」、斜め前から
図1 ドイツ・ダイムラー(Daimler)が披露したコンセプト電気自動車(EV)「Vision URBANETIC」、斜め前から
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図2 斜め後ろから
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 コンセプトEVの名称は「Vision URBANETIC」。駆動用の電池やモーターを搭載したシャシーに、乗用や商用などの目的に合わせて造ったキャビンを組み合わせる。シャシーには完全な自動運転機能の搭載を想定しており、単体でも走行可能だ。ステアリングホイールやアクセル/ブレーキペダルは搭載していない。キャビンは利用者や事業者がそれぞれ所有し、シャシーをシェアリング(共有)して使う。

 スマートフォン(スマホ)を操作してシャシーを家のガレージや集荷施設などに呼び寄せ、車両の後方からキャビンをスライドさせるように組み付ける(図3)。車両を使っていない時は、シャシーだけが次の利用者のもとへ向かう。「運用時の課題は、数百kgにもなるキャビンをどのように運んで組み付けるかだ」(Daimlerの開発担当者)という。

図3 車両の後方からキャビンをスライドさせて組み付ける(出所:Daimler)
図3 車両の後方からキャビンをスライドさせて組み付ける(出所:Daimler)
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