HOYAデジタルソリューションズは、2018年10月17日に開幕した「日経 xTECH EXPO 2018」で、作業者の健康状態をリアルタイムで監視する仕組みを出展している。主に屋内向けだ。腕時計型のウエアラブル端末で身体情報を計測し、ビーコンを経由してクラウドに情報を蓄積する。異常が見つかった場合は速やかに管理者に知らせる仕組み。安全で安心な作業場づくりに貢献する。2017年秋ごろから実証実験を進め、仕組みの改良を続けている。

HOYAデジタルソリューションが手掛ける作業者の見守りサービス、左がビーコン、右が情報送信用のウエアラブル端末
HOYAデジタルソリューションが手掛ける作業者の見守りサービス、左がビーコン、右が情報送信用のウエアラブル端末
[画像のクリックで拡大表示]

 「高齢化によって、熟練の作業者でも転倒したり体調不良になったりするケースが増えてきた」――。同社ソリューション&サービス部IoTセクションでマネージャーを務める河口真也氏はこう明かす。

 特に、若手人材の確保が難しく平均年齢が上がっている建設現場や製造現場では、作業者の状態監視に対する需要が高まっている。

 HOYAの提供する仕組みでは、ホシデン製のウエアラブル端末を使う。加速度やジャイロ、コンパスといった9軸センサーに加えて、気圧センサーや光学脈波センサーを備える。これにより、脈拍や血圧、ストレス状態といった心身の情報、さらには移動経路や歩数、消費カロリー、転倒や転落の有無といった移動情報を計測できるという。

作業者の情報はパソコンのディスプレーにて一括で確認可能
作業者の情報はパソコンのディスプレーにて一括で確認可能
[画像のクリックで拡大表示]