PR

 伊仏合弁STMicroelectronics(STマイクロ)は、「electronica 2018」(ドイツ・ミュンヘンで11月13日~16日に開催)に構えた同社ブースで、鉄道車両のベアリングの状態解析にAI技術を適用するデモンストレーションを見せた。electronicaでは、今回、初めてAIが重点テーマに選ばれており(関連記事1)、STMicroブースの中でも見る人が多いデモとなっていた。

デモンストレーションを行ったコーナー。日経 xTECHが撮影
デモンストレーションを行ったコーナー。日経 xTECHが撮影
[画像のクリックで拡大表示]

 このデモは、同社と、鉄道用センサーなどを手掛ける独Lenord, Bauer & Co(ブランド名は「LENORD+BAUER」、ホームページ)が共同で行った。鉄道車両のベアリングやセンサーはLENORD+BAUERが用意し、センサーで検出した振動波形をSTマイクロが用意したシステムで解析し、その結果をPC画面や3色ランプで示すという内容である。こうした解析を行うことで、保守作業の効率化を狙う。

ベアリングの状態解析結果をPC画面に表示したり(手前)、ベアリングが入ったガラスケースのLEDで示したりする。この写真では、LEDの色は、注意を促す「黄色」になっている。日経 xTECHが撮影
ベアリングの状態解析結果をPC画面に表示したり(手前)、ベアリングが入ったガラスケースのLEDで示したりする。この写真では、LEDの色は、注意を促す「黄色」になっている。日経 xTECHが撮影
[画像のクリックで拡大表示]