独congatec社は、「electronica 2018」(ドイツ・ミュンヘンで11月13日~16日に開催)の会場で報道機関向け会見を開き、事業の状況や新製品を発表した。会見の最後で、産業機器向けコンピューターモジュール(COM:Computer On Module)の次世代規格についてチラっと紹介した。次世代版は「COM-HD(開発コード)」と呼び、既存のCOM規格(COM Express)よりも高い処理能力を目指す。
COMはマイクロプロセッサーやDRAMなど、産業機器のCPUボードの主要回路を実装した小型モジュール。COMはアプリケーションに共通で使えるため、ユーザーはアプリケーションに特化した回路(この回路を実装したボードを「キャリアボード」と呼ぶ)だけを開発すれば良くなる。congatecはCOM Expressの策定に携わったり(例えば、関連記事1)、COM製品を開発・販売している(例えば、関連記事2)。