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 IoT(Internet of Things)のエッジ側でデータの収集や分析を担うコンピューターとして、産業用PC(IPC:Industrial PC)が注目されている。そんな中、コネクターを主力製品としながらIPCに参入したのがドイツHarting(ハーティング)だ。専業メーカーがひしめくIPCで、同社はどう差異化していくのか。IPC事業を統括するJan Regtmeier氏に聞いた。(聞き手は、高野 敦=日経 xTECH/日経エレクトロニクス)

HartingはなぜIPCに参入したのか。

Regtmeier 我々のコネクターが使われている工場などでは、古い機械がたくさん稼働している。それらをIoT化するには、コネクターが必要になる。それだけでも我々には追い風だが、新たなビジネスチャンスにも着目した。それがIPCだ。エッジ側でデータの収集や分析に使えるIPC「MICA(ミカ)」を製品化した。MICAは、クラウドのITシステムとエッジの機械をつなげるゲートウエイの役割も果たす。

産業用PC「MICA」
産業用PC「MICA」
センサーデータの入力ポートを複数備えるものや、無線通信が可能なものなど、さまざまな機種をそろえている。(出所:Harting)
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 MICAは既に多くの分野で採用されている。例えば、射出成型機で稼働データの収集に使っている事例が挙げられる。もともと射出成型機にない振動や音などのデータが欲しい場合、センサーを取り付けてデータを集めることになる。その際、我々はデータ収集に必要なコネクターも一緒に提供できる。