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 「ハイレゾリューションオーディオ(ハイレゾ)やノイズキャンセリング(ノイキャン)に続く、オーディオ事業の第3の軸として、360度音場による臨場感の向上を提案したい」――。

 ソニー 専務で、ホームエンタテインメント&サウンド事業担当の高木一郎氏はこう意気込む。その具体策が、「CES 2019」で発表・デモ展示した音楽体験「360 Reality Audio (サンロクマル・リアリティオーディオ)」である。特徴は、ユーザーの周囲360度(全天球)を包み込むように音場を形成すること。「従来の音場は地球で言えば、カバーしていたのは主に『北半球』まで。今回の技術は、『南半球』もカバーする全天球の音場を形成できる」(ブース説明員)という。

 これにより、例えばアーティストがコンサート場でライブ演奏しているかのような臨場感や音楽への没入感を得られる。実際、記者が体験したところ、ライブハウスで演奏や歌唱を聞いているように感じた。映像への没入感を高めるVRで先行したソニーが、今度は音でも、没入感の向上を仕掛ける。

「CES 2019」で報道機関の質問に答える高木氏(撮影:日経 xTECH)
「CES 2019」で報道機関の質問に答える高木氏(撮影:日経 xTECH)
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