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 米マイクロソフト(Microsoft)は2019年2月24日、ゴーグル型の複合現実(MR)ディスプレー「HoloLens 2」を2019年内に発売すると発表した。米国、日本、中国など10カ国で同日から予約を受け付けている。価格は本体のみで3500ドル、「Dynamics 365 Remote Assist」とのセット版は1台当たり月額125ドルから。

米マイクロソフトが2019年内に発売する「HoloLens 2」
米マイクロソフトが2019年内に発売する「HoloLens 2」
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 視野角1度当たりのピクセル数は、2016年発売の従来機種「HoloLens」の23ピクセルからHoloLens 2で47ピクセルに増やし映像を高精細にしたほか、AI(人工知能)を使って人の手の形を自動認識し、映写したホログラムのオブジェクトを「触る」「つまむ」「押す」「拡大・縮小する」といった操作が可能になった。

 同社のクラウドサービス「Microsoft Azure」とも連携可能にし、IoT(インターネット・オブ・シングズ)センサーで取得したデータをHoloLens 2の仮想空間に表示させたり、HoloLens 2を装着した複数の人が1つの仮想空間上でリアルタイムに対話したりする機能などを追加した。

HoloLens 2を発表する米マイクロソフトのアレックス・キップマン技術フェロー
HoloLens 2を発表する米マイクロソフトのアレックス・キップマン技術フェロー
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 着け心地の点では数千人の人の頭部を360度から撮影・解析し、多くの人の頭部にフィットしやすい形状を追求した。従来機種はディスプレー部が重く装着者が疲れやすいという問題があったが、HoloLens 2では重心を後ろ寄りに移動させて前後のバランスを取ることでそうした問題を解決したとしている。

 併せて同社はAzureと組み合わせて使うカメラ付きのエッジコンピューター「Azure Kinect」を発表した。撮影した画像をAzure Kinect内のエッジコンピューターで処理し、例えば被写体に動きがあったことを検知したり、カメラの視野内に入った帳票やQRコードなどを自動で読み取ったりして、取得したデータをサーバーに伝送するといった使い方ができる。価格は399ドルで、当初は米国と中国で販売する予定。

Kinectのモーション検知機能とエッジコンピューターを組み合わせ、IoTセンサーとして使えるようにした「Azure Kinect」
Kinectのモーション検知機能とエッジコンピューターを組み合わせ、IoTセンサーとして使えるようにした「Azure Kinect」
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