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 カナダのスタートアップGenesis Roboticsは同社独自のロボット用減速機構「Double Helix」で、内部の歯車などを樹脂化して従来比1/2に軽量化した「Reflex」を公開した。独ハノーバーで開かれている欧州最大の産業展示会「Hannover Messe 2019」(会期は2019年4月1日から4月5日)の同社ブースで展示した。

「Reflex」を組み込んだロボットアームのモックアップ
「Reflex」を組み込んだロボットアームのモックアップ
カナダGenesis Roboticsの展示
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「Reflex」のモックアップ
「Reflex」のモックアップ
製品版と異なりPEEK樹脂で作られており、手に取って回したりできた。バックラッシが小さく、出力軸側から逆駆動も可能だった
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 展示では手に持って動かせるモックアップとモーターを組み合わせてアームを取り付けた状態の両方を展示した。モックアップでは歯車などにPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂を使っていたが、実際の製品では炭素繊維で強化したPEEKを使うとする。年内に出荷する計画。

「Reflex」の説明パネル
「Reflex」の説明パネル
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逆駆動性の高さを体感させるデモ
逆駆動性の高さを体感させるデモ
Double Helix(左)は減速比36:1ながら軽い力で逆駆動できる。左はその半分の減速比18:1の一般的な遊星歯車減速機だが逆駆動は困難
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 Double Helix(二重らせんの意)は、遊星歯車機構を基にした独自の減速機で従来比3倍の減速比が可能で、同減速比なら重量1/2で実現できるとする。動力伝達効率が非常に高いため、軸を逆回転させた時に生じる遊び(バックラッシ)をほぼゼロに出来たほか、出力軸側からの逆駆動も可能となる。

Double Helixを使ったアクチュエーターでトルクを計測するデモ
Double Helixを使ったアクチュエーターでトルクを計測するデモ
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 ロボットのアクチュエーターに利用すると、全体を軽量化できるだけでなく、稼働・停止がスムーズになり動作の正確性を高められるという。モーターと組み合わせると逆起電力から掛かるトルクを測定するトルクセンサーにもなる

 Genesis Roboticsは2015年設立。Double Helix減速機と、ロボット用アクチュエーター「LiveDrive 」を製品に持つ。