2019年5月12日~5月17日に米国サンノゼで開催されるディスプレー関連の最大のイベント(学会、セミナー、展示会)「2019 SID International Symposium, Seminar, and Exhibition(Display Week 2019)」をリポートします。
SID 2019
2019年5月12日~5月17日に米国サンノゼで開催
目次
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輝度と解像度で勝負、AR用マイクロLED ミニLEDバックライトはアクティブ化
ディスプレー技術者が見たSID 2019シンポジウム(総括編)
毎年、北米で開催されるディスプレー最大の学会「SID」。今回(2019年5月に米国サンノゼで開催)は様々な新技術が紹介されて非常に面白かった。マイクロLEDのセッションでは最大の課題であるコストを具体的にどうやってどこまで下げられるのかが議論され、それを実現するための技術開発ロードマップも提案され…
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中国の企業・大学が名実ともに主役に、ディスプレー国際学会の展示会
ディスプレー技術者が見たSID 2019の展示会
世界最大のディスプレーの学会「SID」。この学会で最も大規模なイベントが、シンポジウムや展示会を中心として、毎年5月または6月に開催される「Display Week」と称する催しである。今年(2019年)は米国サンノゼで2019年5月12~17日に開催され、シンポジウムは5月14~17日の4日間、…
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マイクロLEDの火付け役、ソニーが初公開した技術とは
マイクロLEDディスプレーの原点とも言える「Crystal LED Display」の1号機を2012年に発表し、マイクロLEDの火付け役となったのがソニーである。その後、Crystal LED Displayは市場投入されたが、技術内容は長い間ベールに包まれていた。最初の発表から7年の時を経て、…
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インクジェット印刷で作る有機ELディスプレー、中国2社が競演
パソコンのプリンターのように、発光材料をインクジェットで吹き付けて作る有機ELディスプレー。従来の真空蒸着方式に比べると、表示性能や信頼性に課題はあるが、簡便に製造できる方法であることから、期待を集める技術だ。
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透明ディスプレー続出 マイクロLEDや調光スクリーン、技術多彩に
ディスプレー分野最大の学会「SID」(2019年5月12~17日、米国サンノゼ)の展示会では、透明ディスプレーの展示が続出した。スマートフォンやテレビに使われている有機EL液晶を応用した開発品にとどまらず、マイクロLEDや調光型スクリーンなど様々な方式の透明ディスプレーの展示が相次ぎ、多彩なアプロ…
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折り畳みスマホ元年、フォルダブル有機EL競う中国メーカー
2019年は、「折り畳みスマホ元年」と言われる。世界のスマートフォン市場シェア1位の韓国サムスン電子(Samsung Electronics)と同2位の中国ファーウェイ(華為技術)が相次いで、折り畳みスマホを2019年に発売することを宣言したからだ。
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シャープがマイクロLED開発に参戦、1053ppiフルカラーディスプレー披露
米国サンノゼで開催中のディスプレー分野最大の学会「SID 2019」で、シャープがシリコン(Si)基板を駆動用バックプレーンとしたモノリシック型のマイクロLEDディスプレーの試作について発表した。
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未来のディスプレーはどうなる? サムスンが基調講演で展望
ディスプレー技術は今後どう進化し、我々のライフスタイルをどのように豊かにしてくれるのか――。ディスプレーの将来像について、米国サンノゼで開催中のディスプレー分野最大の学会「SID 2019」の基調講演で韓国サムスンディスプレーのJinoh Kwag氏(EVP, Display Research C…
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マイクロLED、デザイン革命 ディスプレーにパラダイムシフト
ディスプレー分野で世界最大の学会「SID」のメインイベントであるシンポジウムと展示会が、米国サンノゼで現地時間の2019年5月14日に開幕した。会場では、2つの技術が注目を集めた。1つは、液晶や有機ELの次に来る技術として期待を集めるマイクロLED。もう1つが、ディスプレーのデザインに革新をもたら…
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日本もマイクロLEDに目覚める、京セラが1.8型ディスプレーを開発
米国サンノゼで開催されているディスプレー分野最大の学会「SID 2019」で、京セラがマイクロLEDの試作について発表した。今回のSIDではマイクロLEDがホットなトピックスであり、シンポジウムの初日と2日目に合計6つのセッションが組まれ、会場は多くの聴衆で埋まった。