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 パソコンのプリンターのように、発光材料をインクジェットで吹き付けて作る有機ELディスプレー。従来の真空蒸着方式に比べると、表示性能や信頼性に課題はあるが、簡便に製造できる方法であることから、期待を集める技術だ。

 インクジェット印刷法は、製造時に真空環境を用意する必要がない。さらに、各色の発光材料を塗り分けるために精密マスクを使用する必要もないため、大面積基板への塗布も容易である。発光材料の使用効率も高い。

 インクジェット印刷方式の有機ELディスプレーは、日本のJOLEDが世界に先駆けて製品化した。今回のSIDの展示会でもジャパンディスプレイ(JDI)のブースに、JOLEDのディスプレーが展示されていた(図1)。

図1 JOLEDのインクジェット有機ELディスプレーの展示
図1 JOLEDのインクジェット有機ELディスプレーの展示
(撮影:日経 xTECH)
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 先行したJOLEDを追って、ディスプレー生産の中心地となった中国のメーカーも開発を急ピッチで進めている。今回のSIDでは、華星光電(China Star Optoelectronics)や天馬微電子(Tianma Micro-electronics)が最新の開発品を展示した。