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 古河ASは、24GHz帯を使うパルス方式の準ミリ波レーダーの第2世代品を開発した。2017年に量産した従来品から速度分解能を高め、「ゆっくり歩いている人も認識できるようにした」(同社の開発担当者)のが特徴だ。2021年の量産を目指す。

 開発品を「人とくるまのテクノロジー展2019」(2019年5月22~24日、パシフィコ横浜)で展示した(図1)。

図1 検知能力を向上しつつ小型化
図1 検知能力を向上しつつ小型化
古河ASが2021年の量産を目指す新型の準ミリ波レーダー(右)。(撮影:日経Automotive)
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 競合他社の準ミリ波レーダーは、FM-CW(Frequency Modulated Continuous Wave)やFCM(Fast-Chirp Modulation)などの連続波方式を採用する。反射波が連続的になるので、強い反射の近傍にある物体の微弱な反射は埋もれて識別しにくい。

 対するパルス方式は、パルス信号を送信して、その反射波の到達時間から直接物体との距離を計測するもの。物体の速度は送信波と反射波の周波数差から算出する。回路は複雑になりがちだが、距離と速度を別の物理量で計測するため、複数物体の分離性能に優れる。