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 日経BPが開催した技術カンファレンス「テクノロジーNEXT 2019」(2019年5月27~30日、ホテル雅叙園東京)で、「空飛ぶクルマがもたらすモビリティー革新」と題するセッションが2019年5月29日に開かれた。

講演中の中野冠氏
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講演中の中野冠氏
(撮影:日経 xTECH)

 登壇者の1人である慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 教授の中野冠氏は「空飛ぶクルマで生活はどう変わるか」と題して講演した。紹介したのは、機体に求められる機能や課題などである。この中で同氏は、空飛ぶクルマには夜間の需要に期待がもてると指摘した。

 日本では、特に都市部では公共交通網が発達しており、公共交通機関のサービスが終わった夜間に別の移動サービスによるニーズが出てくる。現在はタクシーがその役割を担っている。タクシーよりも早く目的地にたどり着ければ、空飛ぶクルマを選ぶユーザーはいるはずだ。また、救命緊急医療においてヘリコプターによる輸送は、夜間が大半という調査結果もある。ただし、夜間飛行が社会的に受容されるためには、低騒音化と、操縦者が不要な完全自動化が欠かせない。