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認知症患者の見守りシステムにも挑戦

 中山氏は最近の取り組みとして、病院に入院する認知症患者の見守りについて説明した。認知症患者が徘徊して病院の外に出てしまい、事故にあうケースが後を絶たない。「人手を使って無理やり徘徊を止めるのではなく、テクノロジーを利用して見守る仕組みが必要」(中山氏)。

 中山氏のアイデアは、認知症患者に発信機を入れたシューズを履いてもらうことだ。患者が病院内の階段や出入り口に近づいたら、看護師らに知らせて駆け付けられる仕組みを構築中だという。「看護師や介護士の仕事の負荷を大きく減らせる。テクノロジーをいかに医療の現場に落とし込むかが重要だ」と中山氏は力を込めて語った。

講演するワイズ・リーディングの代表取締役で医師の中山善晴氏
講演するワイズ・リーディングの代表取締役で医師の中山善晴氏
(写真:日経 xTECH)

 他にも講演では、オープンラボを設置し、医療現場のニーズに合うものを自由に製造できる環境を整えていることや、医学生向けに、AIやIoT(Internet of Things)などの先端技術を学んでもらうセミナーを開催していることを説明した(関連記事)。