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CPUコアを8個搭載し処理能力アップ

 Kirin 990 5Gは5Gモデムを内蔵する以外に、従来モデルより大幅な機能強化が図られている。詳細は別記事で紹介するが、主な改良点を挙げるとこうなる。CPUコアは最大動作周波数が異なる3種類を合計8個搭載する(最大動作周波数が2.86GHzのArm Cortex-A76が2個、2.36GHzのCortex-A76が2個、1.95GHzのCortex-A55が4個)。NPUは「Tiny-Core」と呼ぶ低消費電力で稼働する小さなコアを併用し、従来より電力効率が24倍に高まったとしている。GPUはKirin 980で10コアの「Mali-G76」を搭載していたが、今回16コアのMali-G76に増強した。

ファーウェイの子会社・ハイシリコンが設計した5Gモデムを内蔵したスマートフォン(スマホ)用のアプリケーションプロセッサー「Kirin 990 5G」(写真:日経 xTECH)
ファーウェイの子会社・ハイシリコンが設計した5Gモデムを内蔵したスマートフォン(スマホ)用のアプリケーションプロセッサー「Kirin 990 5G」(写真:日経 xTECH)
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 製造はEUV(極端紫外線)露光を使った7nm世代の技術を使っており、総トランジスタ数は103億としている。なお、Kirin 990シリーズには5Gには対応していない4G対応の「Kirin 990」もある。

Kirin 990 5Gの技術概要(写真:日経 xTECH)
Kirin 990 5Gの技術概要(写真:日経 xTECH)
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 ファーウェイはKirin 990 5Gを搭載した5G対応スマホ「Mate 30シリーズ」の発売を計画しており、Yu氏は欧州では9月19日にドイツ・ミュンヘンで発表会を開催すると話した。