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マニュアルも保全履歴もデジタルデータで一元管理

 まもなく提供を始める予定の「WERKBLiQ」は工場の生産性を上げるためのデジタルメンテナンスツールだ。

 「紙のマニュアル類を一切廃止し全てデジタルデータで提供する。機械の前でも検索して見られる。マニュアルを大事に保管している工場も多いが、ロボットや搬送装置、計測装置など複雑化すると古いもの新しいものとの整理が大変になる。デジタルデータにすれば、いつどのような保全を実施したといった履歴も残るため、担当者が代わっても残り続けるので非常に有効」(川島氏)。

 顧客ごとにインターネット環境は異なるが、DMG森精機の社内に設置したゲートウエイを社内ネットワークや工場内ネットワークの入り口にすることで、安全でさまざまな機械につなげられると川島氏は話す。

図4 顧客の工場をセキュアにつなぐ「DMG MORIゲートウエイ」
図4 顧客の工場をセキュアにつなぐ「DMG MORIゲートウエイ」
(撮影:安蔵靖志)
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 「ゲートウエイにはファイアウオールを設けてあり、外部からの攻撃を防ぐ。顧客の許可があれば工場の外からもアクセスできるようになっており、トラブル時にはネットワーク経由で保守することも可能だ。専門家が遠隔でトラブル対応できるだけでなく、修理に赴く際にもあらかじめめどを立ててから行ける」(川島氏)。

 加えて将来的な実現に向けての取り組みについても紹介。「機械に取り付けたセンサーのデータを集めて解析し、例えばクーラントの品質低下を早めに検知するなど、予知保全に役立てる使い方を目指している」(川島氏)という。

図5 機械のさまざまなセンサーデータが予知保全に役立つ
図5 機械のさまざまなセンサーデータが予知保全に役立つ
(撮影:安蔵靖志)
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