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数時間かかる問い合わせ作業が3分に

 貿易物流の現場で頻繁に発生する、貨物の追跡や金融機関への信用状発行依頼といった手のかかる業務も大きく省力化できるという。平田氏は「原材料の到着予定を担当部門に確認するような場合、現状では複数の担当部署に問い合わせるなどして何時間もかかってしまうことが多い。だが、TradeLensのようなプラットフォームがあれば問い合わせが不要になるため、3分ほどで確認できる」と話す。

 貿易イベント情報をTradeLensにリアルタイム連携するための標準API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)として、同社は「TradeLens API(REST API)」を提供している。「米国内の物流について全く情報が無く、いつ貨物列車に乗せたか、いつ到着するか、分からないという問題があった。これを解決するために、物流事業者と直接連携してリアルタイムに情報を取得するようにした」(平田氏)。

 貿易物流業務のペーパーレス化を進めるため、リアルタイム連携先の拡大にも注力している。世界で17の船会社と、18の物流業者がこの取り組みに参加している。港湾・ターミナルについては72カ所が連携作業を完了、44カ所が作業中、600カ所以上からデータの取得が可能な状態だという。国内でも三菱倉庫との連携を開始している。

■変更履歴
当初、2ページ目の最終パラグラフで「既に連携済み」と記載していましたが、正しくは「この取り組みに参加している」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。[2019/10/15 17:30]