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駆動用モーター周りの開発向け評価システム

 半導体商社の新光商事は、EV(電気自動車)の駆動用モーター(トラクションモーター)の評価システムをCEATEC 2019に展示した(図9~10)。同社が取り扱う富士電機のIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)モジュールやロームのゲートドライバー、TDKのトランスなど、個々の部品をシステムに組み込んだ際の評価を可能にする狙い。

図9 評価システム
図9 評価システム
(写真:日経 xTECH)
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図10 評価システムの概要
図10 評価システムの概要
(写真:日経 xTECH)
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 トラクションモーターを応用する企業が、建設機械やマイクロモビリティーなどのメーカーにも広がっていることに対応した。これまで同社は12V/24Vで駆動する比較的小型の電装品を中心に営業してきたが、400Vで駆動するトラクションモーター周りの営業を積極化していく。

 トラクションモーター周りの開発は、大手の自動車メーカーやティア1の企業が、自社内あるいはグループ内で電動車両向けに進める傾向にあるが、こうした大手企業以外にも広がりを見せているという。建設機械やマイクロモビリティーのほか、乗用車でもインドや中国のメーカーが新規に開発を積極化している。新光商事は、国内では建設機械やマイクロモビリティー、海外では特にインドの自動車メーカー向けに、取扱製品の販売を拡大する意向で、今回の評価システムを活用する。

 評価システムは、同社が取り扱う製品を搭載している。乗用車クラスのEVに搭載する出力60kWのモーターを組み合わせることができる。モーターは、EV関連の受託開発を行うピューズが提供した。

 なお新光商事は、自動車の電動化に加えて自動運転化の流れに対応した開発も活発になるとみて、画像を車室内空間に浮いたように見せるディスプレー技術も展示していた。音声で画面を切り替えられるようにする。