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 ドイツBeckhoff Automationが産業用PCで攻勢に出ている。同社は2019年11月14日、ドイツBMWの自動車工場に産業用PCを供給すると発表した。2030年までの契約で、ラック型や防じん型、マルチタッチで操作できるパネル型など、幅広い製品が対象となる。

 追い風の中で同社が発表したのが、小型の産業用PC「C7015」だ(図1)。IP65/IP67規格に準拠しており、防じん・防水性能の高さが特徴である。CPUは米IntelのAtomプロセッサー、SSDはM.2規格の40GB、OSはWindows 10をサポートする。産業用制御システムの展示会「SPS IPC Drives 2019」(2019年11月26~28日、ドイツ・ニュルンベルク)で披露した。

図1 Beckhoff Automationの産業用PC「C7015」
図1 Beckhoff Automationの産業用PC「C7015」
防じん・防水性能の高さをアピールした。同PCをBMWの工場に供給するかは未定。(写真:日経 xTECH)
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 きょう体には、亜鉛合金とアルミニウム合金のダイカスト部品を使った。密閉されたファンレス構造のため、風雨から守るケースなどに入れる必要はなく、そのまま産業機械に搭載できる。「モーションコントロールやソフトウエアPLC(Programmable Logic Controller)、HMI(Human Machine Interface)といった用途に向く」(説明員)。

 LANポートやUSBポートなどの一般的なインターフェースの他に、「EtherCAT P」による接続を備える(図2)。EtherCAT Pは、1本のケーブルだけで、電源の供給とEther CATによる通信の両方をこなす。同社の「EtherCAT Box」を数珠つなぎで接続することで、デジタル入出力や空気圧を測定する機能などを付加できる。

図2 EtherCAT Pで機能を拡張できる
図2 EtherCAT Pで機能を拡張できる
産業用PC「C7015」(左)と、機能を拡張する「EtherCAT Box」(右)。(写真:日経 xTECH)
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