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 オランダNXP Semiconductors(以下、NXP)は、車載ネットワークプロセッサーIC「S32G」を発表した(ニュースリリース1)。既に、ある大手自動車メーカーに採用されており、2022年モデルのクルマに今回のICが搭載されるという。

今回の新製品。NXPの写真
今回の新製品。NXPの写真
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 NXPによれば、新製品は「サービス志向ゲートウエー」を実現するという。これはNXPが付けた名称で、従来の車載ゲートウエーと同様に車内に複数ある電子制御ユニット(ECU)間のデータのやりとりを担う。今後、クルマがMaaS(Mobility as a Service;次世代移動サービス)の土台になることから、サービス志向ゲートウエーとNXPは名付けたという。

 サービス志向ゲートウエーでは従来の車載ゲートウエーに比べて扱うデータ量が大幅に増えるため、新製品では、演算やネットワークの処理性能を、既存のプロセッサーICに比べて最大10倍に高めたという。加えて、機能安全やセキュリティー面も既存製品よりも向上させた。例えば、機能安全面では、従来製品はISO26262 ASIL-Bへの対応だったが、新製品はASIL-Dに対応できるという。

サービス志向ゲートウエーへの搭載を狙う。NXPのスライド
サービス志向ゲートウエーへの搭載を狙う。NXPのスライド
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