PR
全1012文字

 ドイツのボッシュ(Bosch)は、「CES 2020」(2020年1月7~10日、米国ラスベガス)のプレイベント「CES Unveiled」(同月5日)において、自動車のサンバイザー(日除け)の置き換えを目指すシステム「Virtual Visor」のデモンストレーションを実施した。一般的な樹脂製パネルのサンバイザーと異なり、視界を確保したまま目元に当たる光だけを遮断できるので、安全性を高めやすいという。

サンバイザーの置き換えを目指す「Virtual Visor」のデモンストレーション(写真:日経 xTECH)
サンバイザーの置き換えを目指す「Virtual Visor」のデモンストレーション(写真:日経 xTECH)
[画像のクリックで拡大表示]

 Virtual Visorは、透明な液晶パネル、顔検出機能付きカメラ、トラッキングソフトウエアなどを組み合わせたシステムである。液晶パネルは一般的なサンバイザーとほぼ同じ場所に、カメラはドライバーに向けて設置する。

 カメラの映像に基づいてドライバーの位置や、目/鼻/口といった顔の構成要素を認識し、顔の上に現れている影を追跡する。この影を追跡することで、ドライバーがまぶしく感じているか否かが推定できるという。まぶしいと推定した場合、液晶パネルの透過率を部分的に下げて目元に当たる光だけを遮断する。開発品では液晶パネルがハニカム形状に区分されており、1つの六角形単位で透過率を調整できるようになっていた。

液晶パネルの一部(写真では中央付近の黒っぽいところ)の透過率を下げることで目元に当たる光だけを遮断している(写真:日経 xTECH)
液晶パネルの一部(写真では中央付近の黒っぽいところ)の透過率を下げることで目元に当たる光だけを遮断している(写真:日経 xTECH)
[画像のクリックで拡大表示]

 共同開発者の1人で、ボッシュ北米法人のテクニカルエキスパートであるジェイソン・ジンク(Jason Zink)氏によれば、ドライバーは一般的なサンバイザーを使用する際、常に目に影が落ちるように調整しており、そこからVirtual Visorのアイデアが得られたという。液晶パネルによって目元に当たる光だけを遮断するので、視界がほとんど損なわれない。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

日経クロステック登録会員になると…

新着が分かるメールマガジンが届く
キーワード登録、連載フォローが便利

さらに、有料会員に申し込むとすべての記事が読み放題に!
有料会員と登録会員の違い