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 米国の大手IT企業が提供する音声アシスタント機能が、車載分野で急速に広がっている。「CES 2020」では、米アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)は「アレクサ(Alexa)」が、米グーグル(Google)は「Googleアシスタント」が自動車分野でそれぞれ浸透している状況を競い合った。いずれも、スマートホーム向けの機器での採用が中心で、自動車は両社にとって伸びしろがある分野だけに、力の入った展示だった。

 アマゾンによれば、これまで累計でアレクサ搭載の機器は数億台出荷されたという。アレクサを通じて操作できる対応機器も、9500以上のブランドから10万種類以上存在するという。アレクサの普及に伴い、アレクサ向けアプリである「スキル」も10万を超えている。このエコシステムを武器に、自動車分野に乗り込む。

 これまでのCESでも、アレクサを用いた自動車関連のデモは行われてきた。今回のCESでは、自動車メーカーや大手車載部品メーカーがブースを設ける会場(ラスベガスコンベンションセンターのノースホール)に自動車分野の事業に焦点を絞ったブースを設けるなど、同分野に深く食い込もうという並々ならぬ意思を感じる展示だった。

ラスベガスコンベンションセンターのノースホールに出展したアマゾンのブース
ラスベガスコンベンションセンターのノースホールに出展したアマゾンのブース
(撮影:日経 xTECH)
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