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 2020年の最初の国際的なテクノロジー関連のイベントとなる「CES 2020」。今年も米国ラスベガスで1月6日から開催された。出展社数は4500社を超えた。開催期間中の会場周辺の道路は大渋滞で、来場者の多さをうかがわせる。今回のCESは特に大きなトピックは無かったが、電子部品業界にとって2020年は波乱の年となる気配が漂っていた。

ガンダムの時代到来

 1979年に放送され現在でも根強い人気を誇るアニメ「機動戦士ガンダム」に登場したロボットにそっくりなロボットがCESに登場した。ロボットといっても人が搭乗して戦う「モビルスーツ」ではない。主人公の少年アムロの後をコロコロパタパタと付いてくる小型球形のロボット「ハロ」である。

 1月6日、CESの基調講演一番手の韓国サムスン電子が紹介した「Baillie(ベイリー)」と呼ばれるボールロボットは、まさにハロの現代版であった。ベイリーはユーザーの後ろをついて回り、主に音声認識や、場合によってはセンサー情報を基に家電を操作する家庭用IoT(Internet of Things)のハブステーションのような存在だ。

サムスン電子のボール型ロボット「Baillie(ベイリー)」。機動戦士ガンダムのハロが現実になりつつある。
サムスン電子のボール型ロボット「Baillie(ベイリー)」。機動戦士ガンダムのハロが現実になりつつある。
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 ユーザーがジョギングをすればスピードを上げて付いてゆき、「おいで」と手を差し伸べれば転がり込んでくる。発売時期などは明らかにされておらず未来技術と推測されるが、40年前の発想が現実になりつつあるのは興味深い。

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