全1226文字
PR

 インド・タタ・モーターズ(Tata Motors)は、「デリーモーターショー2020(Auto Expo 2020)」(2月7~12日、インド・グレーターノイダ)で電気自動車(EV)を3車種展示した。

 2020年に75周年を迎えた同社は、商用車ではインドで圧倒的なシェアを誇るものの、乗用車では台数シェアで約7%(4位)と出遅れている。そのためか、EVなどの先進性を盛んにアピールしていた。CASEに相当する造語「CESS(コネクテッド、電動化、共有、安全)」も紹介していた。

 プレスカンファレンスでは、同社CEO(最高経営責任者)兼MD(マネージングディレクター)のGuenter Butschek氏が、2020年1月に発売した小型SUV(多目的スポーツ車)のEV「Nexon EV」に乗って登場した。ブースの2階部分でNexon EVに試乗できるようになっている。

CEOのGuenter Butschek氏
CEOのGuenter Butschek氏
(撮影:日経Automotive)
[画像のクリックで拡大表示]
ブースの2階でNexon EVに試乗できる
ブースの2階でNexon EVに試乗できる
(撮影:日経Automotive)
[画像のクリックで拡大表示]

 Nexon EVは、30.2kWhの電池を搭載し、フル充電で312km走行できる。価格は139万9000ルピー(1.5円/ルピー換算で約210万円)から。インド市場ではやや高価なクルマであり、「ZConnect」と呼ぶコネクテッドサービスを利用できる点など、先進性を強調していた。

Nexon EV
Nexon EV
(撮影:日経Automotive)
[画像のクリックで拡大表示]
(撮影:日経Automotive)
(撮影:日経Automotive)
[画像のクリックで拡大表示]

 3.3kWの急速充電を使うと1時間で80%まで充電できる。電池とモーターは8年または16万kmを保証する。前輪駆動で最高出力は129PS、最大トルクは245N・m。全長3993×全幅1811×全高1606mm、ホイールベースは2498mmである。

Nexon EV
Nexon EV
(撮影:日経Automotive)
[画像のクリックで拡大表示]
(撮影:日経Automotive)
(撮影:日経Automotive)
[画像のクリックで拡大表示]

 同社はインドにおけるEVの普及を促進するため、Tata Power、Tata Chemicalsといったグループ各社と連携している。Tata Powerとの連携では、自家用や公共向けの充電ソリューションを提供する。Tata Chemicalsはリチウムイオン電池セルの製造で協力しており、電池リサイクルにも取り組んでいる。

ALFA設計車が続々

 SUVの未来像を示すコンセプトEV「Sierra EV Concept」も公開した。同社の新しいモジュラー型の設計手法「ALFA(Agile Light Flexible Advanced)」アーキテクチャーを採用した第3の車両である。自動運転を想定しているようで、シートが回転する。全長4150×全幅1820×全高1675mm、ホイールベースは2450mm。

Sierra EV Concept
Sierra EV Concept
(撮影:日経Automotive)
[画像のクリックで拡大表示]
(撮影:日経Automotive)
(撮影:日経Automotive)
[画像のクリックで拡大表示]
(撮影:日経Automotive)
(撮影:日経Automotive)
[画像のクリックで拡大表示]
(撮影:日経Automotive)
(撮影:日経Automotive)
[画像のクリックで拡大表示]

 ALFAアーキテクチャーを採用した最初の車両は、ハッチバックの「Altroz」である。ここから派生したEV「Altroz EV」も今回展示した。

Altroz EV
Altroz EV
(撮影:日経Automotive)
[画像のクリックで拡大表示]