Isquith氏に続いて登壇したのは、congatecのEder Christian氏(Director Marketing)である。同氏はCOM-HPC(以前の名称はCOM-HD)策定の進捗(しんちょく)について、これまでも報道機関に紹介している(関連記事「チラ見せ、次世代コンピューターモジュール規格の「COM-HD」」)。今回は、COM-HPCには、サーバー用とクライアント用の仕様があることや、ボード(モジュール)の寸法が5種類あることなどを、スライドを用いて説明した。さらに、「Size C」モジュールの試作品を見せた。
その後、congatecのMartin Danzer氏(Director Product Management)らが登壇して、複数の新製品などを紹介した。例えば、3.5インチのシングル・ボード・コンピューター(SBC)向けの冷却システムである(ニュースリリース2)。米Intelの第8世代Core i7プロセッサー「i7-8665UE」(熱設計電力TDP=25W)を搭載する、congatecのSBC「conga-JC370」に最適とのことだった。また、TDPが100Wの米AMDのMPU「EPYC Embedded 3000」を搭載するモジュールに向けた冷却システムも紹介した(ニュースリリース3)。同MPUを搭載した同社のSOM(Server On Module)製品「conga-B7E3」に最適とのことだった。