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 米Intel(インテル)のPC向け事業を率いるGregory M. Bryant氏(Executive Vice President, General Manager, Client Computing Group)は、CES 2021のニュースカンファレンスに登壇し、PC向けMPU(マイクロプロセッサー)の新製品や次世代製品をまとめて紹介した(ニュースリリース)。同氏がニュースカンファレンスの最後にちらりと紹介したのが、2021年下期にリリース予定のPC向け新世代MPU「Alder Lake(開発コード名)」である。Alder Lakeの試作チップが載ったPC上でWindowsが稼働している様子を公開したのは、「今回が初めて」(同氏)。

Gregory M. Bryant氏(左端)は、ニュースカンファレンスの最後に、Alder Lakeの試作チップが載ったPC上でWindowsが稼働している様子を公開した
Gregory M. Bryant氏(左端)は、ニュースカンファレンスの最後に、Alder Lakeの試作チップが載ったPC上でWindowsが稼働している様子を公開した
(出所:Intel)
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 Alder Lakeは性能が異なる2種類のCPUコアを組み合わせた「ハイブリッドx86アーキテクチャー」を採るMPUである。このアーキテクチャーの製品として同社は「Intel Core processors with Intel Hybrid Technology」(開発コード名:Lakefield)の出荷を20年6月に始めた*1。Lakefieldには「Sunny Cove」(Core系コアで高性能志向)と「Tremont」(Atom系コアで低電力志向)と呼ぶ2種類のCPUコアが使われている。Sunny CoveとTremontが載ったダイは同社の第1世代10nmプロセスで製造される。

 Alder LakeはLakefieldの次のハイブリッドx86アーキテクチャーのMPUで、新たなCore系CPUコア「Golden Cove」と新たなAtom系CPUコア「Grace Mont」を組み合わせてCPUを構成する*2。製造には同社の第3世代10nmプロセス「10nm Enhanced SuperFin」が使われる*3。Bryant氏によれば、このプロセスで最初に製造される製品がAlder Lakeだという。Alder Lakeにはモバイル(ノートPC)向け製品とデスクトップPC向け製品が用意される。

新世代ハイブリッドMPU「Alder Lake」の概要
新世代ハイブリッドMPU「Alder Lake」の概要
(出所:Intel)
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