ロシアによるウクライナ侵攻が様々な産業のサプライチェーン(供給網)を寸断しています。特に影響を受けているのが、裾野が広い自動車産業です。仏ルノーや独フォルクスワーゲンなど欧州勢だけでなく、ロシアに工場を構えるトヨタ自動車も戦略見直しを迫られています。
影響は完成車や自動車部品だけにとどまりません。ウクライナは半導体製造に使われる「ネオン」で世界シェア7割を持ち、電気自動車(EV)の電池材料である「ニッケル」の1割はロシア産です。ロシアのウクライナ侵攻を受けてニッケル価格は高騰し、EV1台あたり1000ドルのコストアップ要因になるとの試算もあります。
日経クロステックは日経ビジネスLIVEと共同で、4月28日(木)19:00~20:00に「供給網寸断と資源調達危機、ロシア・ウクライナ紛争が自動車産業にもたらすインパクト」と題してウェビナーをライブ配信する予定です。登壇するのはシンガポールを拠点に自動車産業の分析を続けるフロスト・アンド・サリバンの本多正樹氏。特に供給が危ぶまれている部材は何か、完成車メーカーや部品産業はどのように戦略を再構築すればいいのかを解説します。
ウェビナーの後半では視聴者の皆様からの質問をお受けし、日経Automotive編集長の木村雅秀 日経Automotive と日経ビジネスで自動車業界を担当する小原擁も加わって議論を深めていきます。
主なテーマ
- 各国の自動車メーカーが直面する危機と対策
- ウクライナのネオン供給途絶が、半導体不足に拍車
- ニッケル高騰が電池価格に反映、EV1台1000ドルの値上げ要因に
- ロシアを迂回したBCPの策定が急務。その後の成長戦略は?

■開催日:2022年4月28日(木) 19:00~20:00(予定、開場はセミナー開始10分前から)
■テーマ:供給網寸断と資源調達危機、ロシア・ウクライナ紛争が自動車産業にもたらすインパクト
■講師:フロスト・アンド・サリバンの本多正樹APACモビリティ部門バイスプレジデント
■モデレーター:日経Automotive編集長・木村雅秀、日経ビジネス記者・小原擁
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)

■受講料:日経クロステックの有料会員は無料で視聴できます(いずれも事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください。