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 12月8日~11日まで実施するオンラインイベント「デジタルイノベーション2020」の特別企画として、12月10日の午後6時から講演&対談&パネルディスカッション「デジタルイノベーション@NIGHT “幸せ”のニューノーマル」を開催します。

 天才エンジニア・登大遊氏、Microsoft兼NGO理事・安田クリスチーナ氏、熟成肉の「格之進」代表・千葉祐士氏、Preferred Networks CMO・富永朋信氏、エンジニア気質な声優・小岩井ことり氏など、企業経営者や現役技術者、アーティストが登壇し、ウィズコロナ・アフターコロナ時代の新しい「幸せ」の形を語ります。

 コロナ禍で私たちは、“日常”からちょっと立ち止まって自分自身と向き合い、これまでの“普通”を見直す機会に直面しています。

 特に「暮らし」や「コミュニケーション」の変化は、人の内面に大きな影響を与えています。リモートワークが推進されたことで働きやすさが向上した部分がある一方、余暇を満足に過ごせなかったり、身近なコミュニケーションが欠けたり、好きなイベントの中止が相次いで気分が落ち込んだりと、暮らしの満足感、“幸せ”とも呼べる要素が失われつつあるのではないでしょうか。

 今後のウィズコロナ・アフターコロナの時代を見据えると、暮らしをより満足にするための知恵やノウハウなど、「“幸せ”のニューノーマル」を意識していく必要があります。本セミナーでは、企業経営者や現役技術者、アーティストに至るまで、幅広い人たちから「私たちの幸せ」を話してもらいつつ、新時代の“幸せ”の在り方を模索します。"

  • 日時:12月10日(木)18:00~22:00(予定)
  • 会場: オンライン配信プラットフォーム「eventos」

第1部 講演&クロストーク

18:00~ 伝統的日本組織から多数のICT技術が生まれる方法について

 コロナ禍に対応するため、NTT東日本とIPAで連携し、シン・テレワークシステムを構築・無償公開した。日本中で約9万人の業務継続のために利用されている。また、IPAとJ-LISは連携をし、地方行政用ネットワークLGWAN用のテレワークシステムも開発し無償提供している。これらの組織は、いずれも日本型伝統的組織であるが、複雑で大規模で、楽しいICT技術を迅速に開発することができたのである。このように、今後日本では、伝統的日本型組織からも多数の ICT人材や技術が生まれ、それらの技術が世界中で利用されるようになると考えられる。本講演では、NTT東日本とIPAでの面白い開発例を題材に、それらの組織での活動に必要なことを述べる。

独立行政法人情報処理推進機構 (IPA) サイバー技術研究室長 登 大遊
独立行政法人情報処理推進機構 (IPA) サイバー技術研究室長 登 大遊
SoftEther VPN システムやテレワーク技術等を開発・製品化。オープンソースで全世界に500万ユーザーを有する。外国政府のけしからん検閲用ファイアウオールを貫通する研究で博士号を取得。2017年より独立行政法人情報処理推進機構(IPA)サイバー技術研究室を運営。20年にNTT東日本に入社して特殊局を立ち上げる。ソフトイーサを16年間経営中。筑波大学産学連携准教授。

18:20~ デジタルアイデンティティで創るデジタル世界の幸せ

 「こう見られたい」という自己像と第三者が描くあなたの像が一致している時、私たちの幸福度が高まります。デジタル上の世界でこれらを一致させるためには、各人が自由度を持って「デジタルアイデンティティ」を出し入れする必要があります。分散型IDの世界と幸福の関係性について、Z世代の視点や他国との比較も踏まえて考えてみたいと思います。

Microsoft Corp. Identity Standards Architect、MyData Global理事、国際NGO InternetBar.org ディレクター 安田 クリスチーナ
Microsoft Corp. Identity Standards Architect、MyData Global理事、国際NGO InternetBar.org ディレクター 安田 クリスチーナ
パリ政治学院首席卒業。2016年に米NGO「InternetBar.org」ディレクターに就任し、途上国における身分証明インフラを整備するデジタル・アイデンティティ事業を新設。マイクロソフト・コーポレーションで、デジタル・アイデンティティ、特に分散型IDにまつわる規格の国際標準化にIdentity Standards Engineerとして取り組む。 19年、「Forbes 30 Under 30 Japan 2019」に選出。20年、JCI JAPAN TOYP文部科学大臣奨励賞を受賞。人権を守りつつ、個人情報の有効活用に取り組むMyData Globalの理事にも選出。内閣官房主催のブロックチェーンおよびTrusted Webに関連する協議会の委員も複数務める。

18:40~ ニューノーマル時代のイノベーション~パーパスは永遠に

 肉屋がイノベーション!?イノベーションはパーパス(企業の存在理由)を証明していく手段に過ぎません。考え方次第でどの企業でも起こせるニューノーマル時代のイノベーションの考え方について自社事例を紹介しながらお話します。

門崎 代表取締役、“肉おじさん” 千葉 祐士
門崎 代表取締役、“肉おじさん” 千葉 祐士
大学卒業後、フィルムメーカーに勤め、27歳で退職。実家で育てていた牛を見て「肉のユニクロをやってみよう」と志し、「一関と東京を食で繋ぐ」ことをビジョンに掲げ、1999年4月岩手県一関市にて「焼肉店 五代格之進」を創業。2008年10月に門崎を創設し、代表取締役に就任。和牛の生産を通じて日本を盛り上げたいと考え、和牛の魅力を表現する食のバリエーションを開発し、提供中。通称「肉おじさん」として、“お肉”に敬意と愛情を持って正しい情報を発信する肉のエバンジェリストとしても活躍。著書に『熟成・希少部位・塊焼き日本の宝・和牛の真髄を食らい尽くす』(講談社+α新書)など。

19:00~ クロストーク~「私たちの“幸せ”」の見つけ方~

  • 独立行政法人情報処理推進機構 (IPA) サイバー技術研究室長 登 大遊
  • Microsoft Corp. Identity Standards Architect、MyData Global理事、国際NGO InternetBar.org ディレクター 安田 クリスチーナ
  • 門崎 代表取締役、“肉おじさん”  千葉 祐士

モデレーター:日経クロステック/日経コンピュータ記者 長倉 克枝

第2部 対談

19:30~ 行動経済学から見る「幸せ」をつかむ戦略

 本当の「幸せ」は、お金や地位ではなく、自分の意思で自由に振る舞えることにあるのではないかーー。日本を代表するマーケターで、現在は注目テックカンパニーであるプリファードネットワークスで最高マーケティング責任者を務める富永朋信氏が、行動経済学から「幸せのニューノーマル」に迫る。テクノロジーと幸せの関係は? マーケティングで人は幸せになれるのか? エンジニア必聴の幸福論。

聞き手:島津 翔 日経クロステック副編集長

Preferred Networks 執行役員 CMO(最高マーケティング責任者) 富永 朋信
Preferred Networks 執行役員 CMO(最高マーケティング責任者) 富永 朋信
1992年、早稲田大学卒業後、コカ・コーラ、西友でなど9社でマーケティング関連職務を歴任。西友やドミノ・ピザなど直近の4社ではCMOもしくはそれに準ずる職種を拝命。現在、プリファードネットワークスCMO。社外での職務として、イトーヨーカ堂など顧問数社、厚生労働省など官庁での広報アドバイザー数件、マーケティング関連カンファレンス・イベントなどにおける理事・ボードメンバーなど多数。著書に『「幸せ」をつかむ戦略』(日経BP)など。

19:50~ 耳から心を豊かにする~声優が見た「音と幸せ」の関係性

 暮らしやコミュニケーションに欠かせない「音」と「声」。人の心を落ち着かせたりモチベーションを高めたりと、精神的な効果が大きく、立体音響で癒やしや心地よい感覚を与える音声コンテンツ「ASMR」への注目も高まってきた。今回は、声優として活動しながら作詞作曲や楽曲提供を手掛け、ASMRレーベルの立ち上げまでも手掛けている小岩井ことり氏に、音や声がもたらす「幸せ」を聞く。

聞き手:東 将大 日経クロステック/日経エレクトロニクス記者

ピアレスガーベラ所属 声優 小岩井 ことり
ピアレスガーベラ所属 声優 小岩井 ことり
京都府出身、2月15日生まれ。2011年よりTVアニメやゲームなど幅広く出演。声優として活躍する一方、MIDI検定1級や講師資格まで取得し、作詞作曲家として楽曲提供も手掛ける。18年4月に楽曲「Sister」の作詞作曲で作家としてメジャーデビュー。19年4月に声優初のMENSA会員となり話題になった。1ツイートで1万2000本以上のイヤホンを売り、自身も80機以上のイヤホン・ヘッドホンを所有するオーディオマニアとしても有名。20年4月には、アイデア出しから開発まで深く関わったイヤホンのクラウドファンディングで、支援者数1万人超え、支援額1億6600万円超えを達成し話題となる。

20:10~ 愛する故郷で⽣きる~地⽅から⽣まれるイノベーション

 アプリ開発や利用者分析サービスなどを手がけるIT企業、フラーの創業者、渋谷修太会長は新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに2020年6月、出身地の新潟県にUターン移住した。その決断の背景は何か。「起業家にとって魅力的な場所はむしろ地方にある」と語る渋谷会長は、今、新潟でどんな活動をしているのか。愛する故郷で生き、愛する故郷のために働くという、新型コロナの時代に生まれた、デジタル社会の新たな幸せの形を探る。

聞き手:外薗 祐理子 日経クロステック/日経コンピュータ記者

フラー代表取締役会長 渋谷 修太
フラー代表取締役会長 渋谷 修太
1988年、新潟県生まれ。国立長岡工業高等専門学校卒業後、筑波大学理工学群社会工学類経営工学へ編入学。グリーでソーシャルゲーム最盛期にマーケティング事業に従事した後、2011年11月フラーを創業、社長に就任。16年には経済誌「Forbes」で30歳未満の重要人物「Forbes 30 Under 30 Asia 2016」に選出。20年6月、新潟へUターン。同年9月、新潟ベンチャー協会代表理事に選任。同年9月30日、フラー会長に就任。同年10月、長岡高専客員教授に就任。

20:30~ ニューノーマル時代の「幸せ」哲学

 新型コロナウイルスで大きく変化した、私たちの暮らしや働き方、コミュニケーションの形。そんな変化が私たちの心の内面にも影響を与え始めています。気鋭の哲学者で作家の千葉雅也さんと、ニューノーマル時代の新たな幸せの形を探ります。

聞き手:堀越 功 日経クロステック副編集長

哲学者、作家 千葉 雅也
哲学者、作家 千葉 雅也
1978年栃木県生まれ。哲学者、作家。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。著書に『動きすぎてはいけない―ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』(河出書房新社、紀伊國屋じんぶん大賞2013)、『勉強の哲学―来たるべきバカのために』(文藝春秋)など。初の小説『デッドライン』(新潮社)で第41回野間文芸新人賞受賞。

第3部 パネルディスカッション

21:00~ ウィズコロナ時代のコミュニケーションの在り方

 ウィズコロナ・アフターコロナ時代に向けて、コミュニケーションにまつわる各分野の専門家たちがロボット・VR・音響などをテーマに、“幸せ”につながる「コミュニケーションのニューノーマル」を展望します。

ユカイ工学 代表 青木 俊介
ユカイ工学 代表 青木 俊介
東京大学在学中に、チームラボを設立、CTOに就任。その後、ピクシブのCTOを務めたのち、ロボティクスベンチャーのユカイ工学を設立。「ロボティクスで世界をユカイに」というビジョンのもと家庭向けロボット製品を数多く手がける。2014年、家族をつなぐコミュニケーションロボット「BOCCO」を発表。17年、しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo」を発表。15年よりグッドデザイン賞審査委員。
パナソニック マニュファクチャリングイノベーション本部ロボティクス推進室 総括 安藤 健
パナソニック マニュファクチャリングイノベーション本部ロボティクス推進室 総括 安藤 健
早稲田大学理工学術院、大阪大学大学院医学系研究科での教員を経て、2011年パナソニック入社。現在、マニュファクチャリングイノベーション本部ロボティクス推進室総括。博士(工学)。ヒトと機械のより良い関係に興味を持ち、一貫して人共存ロボットの研究開発、事業開発に従事。Aug Labリーダー。早稲田大学客員講師、日本機械学会ロボメカ部門技術委員長、経済産業省各種委員なども務める。ロボット大賞、IROS Toshio Fukuda Young Professional Awardなど国内外での受賞多数。DIGITAL Xにおいて「Well-beingな社会に向けたロボットの創り方」連載中。Note:https://note.com/takecando、Twitter:@takecando
クラスター 代表取締役CEO 加藤 直人
クラスター 代表取締役CEO 加藤 直人
京都大学理学部で、宇宙論と量子コンピュータを研究。同大学院を中退後、約3年間のひきこもり生活を過ごす。2015年にVR技術を駆使したスタートアップであるクラスターを起業。17年、大規模バーチャルイベントを開催することのできるVRプラットフォーム「cluster」を公開。現在では、イベントだけでなくオンラインゲームを投稿して遊ぶこともできるバーチャルSNSへと進化している。18年に経済誌「Forbes」の世界を変える30歳未満30人の日本人「Forbes 30 Under 30 Japan 2018」に選出。
ピアレスガーベラ所属 声優 小岩井 ことり
ピアレスガーベラ所属 声優 小岩井 ことり
モデレーター 東 将大 日経クロステック/日経エレクトロニクス記者

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