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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発中の「H3ロケット」。大型ロケットエンジン向けとしては世界に例がない技術を採用するなど、日本の独自技術が詰め込まれた次世代主力ロケットだ。本格的な宇宙開発時代の到来に向け、世界各国がロケット開発を強化する中、「究極低コストの使い捨て大型ロケット」という他国とは異なるコンセプトで世界に勝負を挑む。H3ロケットの技術はどこがユニークなのか。どこに勝算があり、どうやって世界の宇宙市場に挑戦しようとしているのか。技術の視点で解説する。

技術の全貌を総力解説「H3ロケット、カウントダウンへの道」

なぜ打ち上げ延期? H3ロケットが直面した技術トラブルを解説

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2020年9月、「H3ロケット」試験機1号機の打ち上げを2020年度内から2021年度内に延期すると発表した。ここまでほぼ順調に開発を進め、最初の打ち上げまで半年を切った段階で延期を決めたのは、開発中の主エンジン「LE-9」の燃焼試験で発覚したトラブルだ。JAXAの発表を基に、技術的な観点からトラブルの原因と今後の対策を解説する。

H3ロケット、技術責任者インタビュー

 JAXAでH3ロケットの開発指揮を取る岡田匡史氏が「H3ロケット」の開発コンセプトやロケット開発への思いを語る。

動画で解説、H3ロケットの技術

 H3ロケットの技術を日経クロステック編集部のバーチャル記者「黒須もあ」が動画で解説します。

究極低コスト「H3ロケット」の切り札、主エンジン「LE-9」の技術

 H3ロケットは単なる新型ロケットではない。2001年初打ち上げのH-IIAロケットの開発以降停滞し、世界の潮流にすっかり遅れてしまった日本のロケット技術と人材を蘇らせ、世界の一線に再び挑戦できる状況まで引き戻す重要な役割を担う。その成功を左右する鍵の一つが「LE-9」。2014年に29年ぶりの開発が始まったH3の第1段用の新エンジンである。

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