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 「寒い・・・」

 そのとき私は冷え切ったマシン室でコンソールに向かっていた。マシンの動作音と凄まじい空調の音が聞こえる。周囲を見渡しても一面の白っぽい無味乾燥な風景が広がっているだけだ。

 とにかく冷たい。氷に周りを囲まれているようだ。がたがた震えながら私は専用端末の接続確認テストに取り組んでいた。

 衝撃的な語りで始まる赤 俊哉(せき としや)氏の「どんづまりから見上げた空 ~ 我がITサバイバル年代記」。Webサイトやメールマガジンで紹介するたびに常に読まれる大人気連載です。「新人なのに経験者」「もういいんだ、田舎に帰る」「頼む、死んでくれ」……見出しも強烈ですが中身はそれ以上。きつい現場ではありがちなやり取りが生々しく描かれています。

 この年末年始にぜひ全ての回を読んでみてください。