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 「クラウドAI」はAI(人工知能)に関するクラウドサービスの総称である。主に「出来合いのAI」「追加学習可能なAI」「カスタムAIの開発支援」という3種類のサービスに分けることができる。

3種類に分けられるクラウドAI
3種類に分けられるクラウドAI
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 1つめの「出来合いのAI」はすぐに利用できる学習済みのAIサービスだ。例えば自動翻訳、音声のテキスト変換、画像に写っている物の特定などがある。クラウドサービスのAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)に入力データを投入すれば、推論結果を得られる。日英の翻訳AIなら日本語のテキストを入力すると、それを翻訳した英文のテキストが返される。

 出来合いのAIはすぐに使える半面、汎用的に作られている。そのため画像に写っている物を特定するAIなら、「自転車」「カメラ」のような物の種類を返すだけだ。具体的な製品名までは特定しない。

 これに対して出来合いのAIを利用者が個別に追加学習させてカスタマイズできるようにしたのが、2つめの「追加学習可能なAI」である。

 画像に写っている物を特定するAIであれば製品画像を追加学習させることで、製品名までは特定できるようになる。しかも比較的少ない学習データで追加学習が可能だ。

 ただし追加学習可能なAIの機能の種類は、多くの企業が共通して必要とする機能に限られる。「特定製品の画像から不良品を識別するAI」のような企業独自のAIについては、一から独自に作る必要がある。

 このニーズに応えるのが、3つめの「カスタムAIの開発支援」だ。学習データの作成(アノテーション)、アルゴリズムの選定、深層学習モデルのパラメーター調整(ハイパー・パラメーター・チューニング)、テストといったAI開発プロセスをトータルに支援する。アルゴリズムの選定以降のプロセスについては、ほぼ自動で行えるサービスも登場している。