全1533文字

MACアドレスをランダム化

 MACアドレスは無線LANでも使われている。そのため無線LANアクセスポイントなどを通じてMACアドレスを収集すれば、端末の位置情報や利用者の行動履歴の把握に使える。例えば来店回数をカウントしたり、移動エリアを特定したりするといった用途に利用できる。

 半面、利用者が知らぬ間に行動を追跡される可能性がある。そこで米アップルや米グーグルなどはプライバシー保護の観点からMACアドレスをランダム化する機能をOSに搭載した(PICT2)。

PICT2●ランダムにして端末を追跡しにくくする
PICT2●ランダムにして端末を追跡しにくくする
(イラスト:なかがわ みさこ)
[画像のクリックで拡大表示]

 MACアドレスは端末の起動時に、OSまたはドライバーソフトウエアがNICの中にある専用メモリーを読み込んで設定する。このとき本来のMACアドレスとは別のMACアドレスを設定するのがランダム化だ。これにより位置情報などが把握しづらくなり、追跡される危険性は低くなる。

 一方、ランダム化の影響でMACアドレスを使ったフィルタリングや認証に不具合が生じる可能性もある。端末のOSをアップデートしたら無線LANにつながらなくなった、という例もあるので注意したい。