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仮想化でデスクトップを集約

 リモートデスクトップは1対1の接続だけでなく、複数の端末が1台のサーバーに接続する形態もある。サーバーで仮想マシンを動作させて、それぞれのデスクトップ環境を端末から利用する(PICT2)。これを「仮想デスクトップ」と呼ぶ。多くの社員がテレワークに移行した大企業を中心に利用が増えている。

PICT2●仮想化により複数台のパソコンを実現
PICT2●仮想化により複数台のパソコンを実現
(イラスト:なかがわ みさこ)
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 仮想デスクトップには、企業がサーバーを自前で構築・運用する「VDI(Virtual Desktop Infrastructure)」と、サービス事業者が提供するサーバーを使用する「DaaS (Desktop as a Service)」の2種類がある。VDIはサーバーを含むインフラストラクチャーを自社で構築するので、自社のポリシーに従った運用管理が可能だ。ただし、ハードウエアやOSなどを用意する必要があるので初期コストが高く、運用負荷も高い。

 一方、DaaSはサービス事業者が用意したインフラストラクチャーを利用するので運用管理の柔軟性は低いが、ハードウエアやOSなどの初期コストが抑えられる。また、VDIに比べて運用負荷も低い。マイクロソフトや米アマゾン・ウェブ・サービスといった大手クラウドベンダーがDaaSに力を入れていることから、さらなる普及が見込まれている。