
3分でわかる必修ワード IT
目次
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材料開発の期間短縮へ原子レベルの新手法、「機械学習ポテンシャル」とは
機械学習ポテンシャル(Machine Learning Potential)
化学実験の結果を予測する機械学習モデルを開発する手法の1つ。「原子間ポテンシャル」と呼ばれる原子の間に働く位置エネルギーの予測にニューラル・ネットワークや機械学習を適用する。「ニューラル・ネットワーク・ポテンシャル」とも呼ばれる。
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東と西ではDCの役割が異なる? 中国の国家プロジェクト「東数西算」とは
東数西算(The East-data-west-computing Project)
中国政府が2022年2月に開始した、データセンターなどを整備する国家プロジェクト。北京や上海、広東省など主に東部の主要都市周辺に集中していたデータセンターを西部にも整備するほか、それらのデータセンターや各都市をつなぐネットワークの構築も進める。
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2022年改正で規制強化、電子データによる保存を促進する「電子帳簿保存法」
電子帳簿保存法(Law on Book and Record Keeping through Electronic Methods)
国税に関する帳簿書類の電子保存ルールを定めた法律。1998年7月に新設された。直近では2022年1月に改正法が施行された。
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テレワーク普及で活用広がる、リアルにはない利点がある「オンラインホワイトボード」
オンラインホワイトボード(Online Whiteboard)
オフィス内に設置したリアルなホワイトボードと同様に、会議中などに文字や図を書いて共有できる仮想的なホワイトボードのこと。画面上に表示された編集用のアイコンをマウスで選んでから位置を指定するなどの簡単な操作で、図やテキストを配置できる。
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データ分散型インターネット、「Web3」は2.0と何が違うのか
Web3
次世代のネットワークのあり方として提唱された、データ分散型のインターネットのこと。これまでのようなサービスプラットフォーマーがデータを一元的に管理する形態から、ブロックチェーン技術などを基に、ネットワーク内のコンピューターノードが分散してデータを管理する形態へ移行する。
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創造性を持つ「ジェネレーティブAI」、いったい何ができるのか
ジェネレーティブAI(Generative AI)
自ら新しい画像を生み出したり設計図を作ったりといった創造性を持つAI(人工知能)。米ガートナーはジェネレーティブAIについて、「サンプルデータから成果物のデジタル表現を学習し、独創的かつ現実的な新しい成果物を生成するAI」と定義している。
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疎結合のサービスを連携、「マイクロサービス」はモノリシックと何が違うのか
マイクロサービス(Microservices)
マイクロサービスとは、それぞれ独立して機能する疎結合のサービスを連携させ、全体として1つの情報システムを構築する開発・運用手法を指す。マイクロサービスを活用したシステム構成は、マイクロサービスアーキテクチャーと呼ばれる。
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システム監視の新たな考え方、障害対応に不可欠な「オブザーバビリティー」とは
オブザーバビリティー(Observability)
複雑なシステムやアプリケーションの状態や動きの全容をリアルタイムに把握できること、およびそのための取り組みを指す。日本語では「可観測性」と訳される。
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機械学習モデルの開発・運用を統合、「MLOps」で予測精度の低下を防ぐ
MLOps(Machine Learning Operations)
機械学習の予測モデルを迅速に開発したり本番環境で高精度な予測モデルを継続的に運用したりするため、予測モデルの開発と運用を統合した基盤を築くことを指す。アプリケーション開発におけるDevOpsの概念を機械学習に応用したもの。
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倫理観が問われる「IoB」、人にまつわる情報を管理・活用
IoB(Internet of Behavior/Bodies)
Internet of Behaviorは個人の位置情報、購買履歴、検索履歴、訪問したWebページなどの行動履歴から収集した情報を、Internet of Bodiesは人の体にまつわる情報をインターネット上で管理、活用する概念。
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7割の組織が導入する?業務アプリ活用の要「デジタルアダプション」とは
デジタルアダプション(Digital Adoption)
ユーザーが最初から適切にアプリケーションを使いこなせる状態を整えることを指す。日本語では「デジタル定着」などと訳される。
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特定ベンダーへのロックインの懸念は? 行政機関が共同利用するガバメントクラウド
ガバメントクラウド(Government Cloud)
国や地方自治体の行政機関などが情報システムを運用するために共同利用するクラウド基盤。民間のパブリッククラウドサービスを活用して、2021年9月に発足したデジタル庁が調達と構築を進める。
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市民が主体的に課題解決、「シビックテック」で何ができるのか
シビックテック(Civictech)
シビックテックとは、市民がテクノロジーを活用して社会や地域が抱える課題の解決を目指す取り組みや技術の総称を指す。civic(市民)とtechnology(技術)の造語であり、海外では「civic technology(シビック・テクノロジー)」とも呼ばれる。
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中国や東南アジアから普及が進む、「スーパーアプリ」は何がスーパーなのか
スーパーアプリ(Super App)
日常生活のあらゆる場面で活用できる総合型アプリケーションのこと。スマートフォンで一般的に使われるサービスを単一のアプリに統合し、操作体系も統一しているのが特徴だ。具体的にはメッセージの送受信、決済、電子商取引(EC)、チケットの予約、ライドシェアなどのサービスを提供する。
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5G時代の携帯基地局はこう変わる、カギとなる「Open RAN」とは
Open RAN(Open Radio Access Network)
Open RANはオープンインターフェース仕様に基づいて構築する、機能を分離したRAN(無線アクセスネットワーク)を指す。
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4年後には市場規模1兆円超、AI活用で急速に広まる「不動産テック」とは
不動産テック(Real Estate Tech)
不動産テックとは、不動産分野で提供されるIT(情報技術)やIoT(インターネット・オブ・シングズ)技術の総称を指す。海外ではReal Estate Techや「ReTech」のほか、Property(土地・建物)とTechnology(技術)の造語である「PropTech(プロップテック)」とも呼…
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ローコード/ノーコード開発(Low-code/No-code Development)
プログラム開発言語を使ったコーディングの代わりに、GUIを用いてアプリケーションを開発する手法。開発者はマウス操作でシステムの画面構成やモジュール同士の関連付けなどを設計できる。
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リスキリング(Reskilling)
業務の内容が変化することに伴って、新たな業務で必要になる知識や技術を習得するために学習すること。リスキルとも呼ばれる。似た言葉にリカレント教育があるが、こちらは主に企業などの組織を離れてから大学などで学んで新たなスキルを身につけ、再び組織で働くことを繰り返す学び方を指す。
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負荷分散
複数のサーバーに処理を振り分ける技術
負荷分散とは同じ機能を持つ複数のシステムを用意し、それぞれがこなす仕事の量が均一になるよう処理を振り分ける技術や動作のこと。ネットワークの場合、並列稼働する複数のサーバーを置いて、特定の機器にアクセスが集中しないようにすることを指す。
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デジタル監(Chief Officer of Digital Agency)
2021年9月1日に発足したデジタル庁で、同庁を担当する「デジタル大臣」の補佐と庁の実務の取りまとめを担う特別職。政府はデジタル庁において、民間のデジタルトランスフォーメーション(DX)の経験や知識を取り入れるため、民間人を積極登用する方針を示している。