
3分でわかる必修ワード IT
目次
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マテリアルズ・インフォマティクス(Materials Informatics)
人工知能(AI)をはじめとする情報科学の手法を応用し、材料開発の効率を高める取り組み。MIと略される。
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リモートデスクトップ
遠隔地にある端末の画面を操作する技術
リモートデスクトップは、手元の端末からネットワークを介して遠隔地にある他の端末の画面を操作する技術。遠隔地にあるパソコンのトラブル対応やサーバーの管理などに広く利用されている。
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中国データ安全法(Data Security Law of China)
中国国内で実施する全てのデータ処理に対して適用される法律。データセキュリティー法とも呼ばれる。2021年6月10日の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会で可決された。9月1日に施行する。
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AIOps(Artificial Intelligence for IT Operations)
AIOpsは情報システムの運用にAI(人工知能)を活用する手法を指す。複数のデータソースに対し、機械学習や自然言語処理技術、分析アルゴリズムなどを適用。システム障害やマルウエア感染などの異常を検知し、即座に管理者への通知や自動対応をすることで、システム運用の効率や俊敏性を高める。
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MACアドレス
ネット機器などに付与される固有の識別番号
MAC(Media/Medium Access Control)アドレスは、ネットワークに接続する機器などに付与される固有の識別番号。具体的には、パソコンやサーバー、仮想マシンのNIC(Network Interface Card)、ルーターやLANスイッチのインターフェースなどに付与される。
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デジタルツイン(Digital Twin)
「デジタルの双子」を意味する。IoT(インターネット・オブ・シングズ)などにより収集した物理空間の情報をデジタル空間に送ることで、現実世界を模した「双子」となる世界をデジタル空間内に再現したもの。
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シェアオフィス(Shared Office)
シェアオフィスとは、オフィススペースを複数の利用者により共有する形態を指す。利用形態により、「サービスオフィス」や「コワーキングスペース」「サテライトオフィス」などとも呼ばれる。新型コロナ禍に伴う自社オフィスの見直しの一環で、シェアオフィスの活用を検討する企業が増えている。
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Cookie
Webで通信状態を保持するための仕組み
CookieはWebサーバーがパソコンやスマートフォンなどのWeb ブラウザーに情報を書き込む仕組みである。書き込んだ情報そのものもCookieと呼ぶ。主にWebブラウザーとWebサーバーの間で通信状態(セッション)を維持するために使われる。
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改正プロバイダー責任制限法(Provider Liability Limitation Act)
インターネット上で名誉毀損や著作権・プライバシーの侵害などが起きた際、侵害情報を媒介したプロバイダーなどの事業者の責任を制限し、被害者側が発信者情報の開示を請求する権利について定めた法律。「プロ責法」などと略される。
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NFT(Non-fungible token)
ブロックチェーン(分散型台帳)技術を使い「唯一無二の本物」と証明可能にしたデジタル資産のこと。非代替性トークンとも呼ばれる。デジタルで作成した音楽や絵画などのデータは一般にコピー可能だが、NFTにひも付けることで所有者の情報を明示できる。
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RAID
複数の物理ドライブを1台として扱う技術
RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)はハードディスクやSSD(Solid State Drive)など複数の物理ドライブを組み合わせて、1つのドライブとして扱う技術だ。業務用サーバーやNAS(Network Attached Storage)などで…
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中央銀行デジタル通貨(Central Bank Digital Currency)
中央銀行が発行し、決済に使えるデジタル通貨のこと。その国の法定通貨建てで、中央銀行の債務として電子データ方式で発行する。CBDCと略される。
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DaaS(Desktop as a Service)
クラウド上に用意した仮想的なパソコンのデスクトップ環境をネットワーク経由で提供するサービス。データセンターのサーバー上に構築した仮想マシンでデスクトップ環境を稼働させ、利用者のクライアント端末に画面情報を送信する。
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SSH
安全な通信を実現するプロトコル
SSH(Secure Shell)は通信プロトコルの一種。認証や暗号化の仕組みを使い、ネットワークに接続されたサーバーなどと安全に通信できるようにする。例えば遠隔地のサーバーにログインしてコマンドを実行するといったことが可能だ。SSHにはバージョン1のSSH1とバージョン2のSSH2の2つがある。…
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デジタル教科書(Digital Textbooks)
紙の教科書の全内容を、構成や配列を含めてそのままパソコンやタブレットなどで表示可能にした教材のこと。紙の教科書と同じ出版社が発行する。政府は2021年度予算で「学習者用デジタル教科書普及促進事業」として22億円を盛り込んだ。前年度の0.2億円に対し、一挙に110倍と大幅増になっている。
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スタートアップビザ(Startup Visa)
スタートアップビザとは、自治体から支援を受けて日本で起業準備を進める外国人起業家に、最長1年間の入国・在留を認める制度を指す。世界に通用する国際的な起業活動の拠点を国内に整備するのが目的だ。経済産業省の「外国人起業活動促進事業に関する告示」(2018年12月28日施行)に基づいて運用する。
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SSO
1回の認証で複数サービスを使える技術
SSO(Single Sign On)とは、1回の認証作業(サインオン)で複数の異なるサービスを利用できるようにする技術や仕組みを指す。サービス間で認証に関する情報を共有することで実現する。
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オープンAPI(Open Application Programming Interface)
業務システムのAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を公開して、外部のシステムと連携できるようにすること。一般的には、銀行が自社のシステムのデータや機能をAPIとして、Fintech企業など外部事業者に公開する取り組みを指す。
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AI倫理(Ethics of artificial intelligence)
人工知能(AI)が社会で安全に使われるための規範。AIによって不当な差別やプライバシーの侵害、人命に対する脅威などの問題を起こさないようにするための指針となる。個人情報を適切に扱うプライバシー保護に加えて、AIの公平性や透明性、説明責任などをAI倫理として示す企業が増えている。
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5G
最新世代の移動通信システム
5G(第5世代移動通信システム)は、携帯電話サービスを支える移動通信システムの最新世代である。文字通り第5世代に当たる。