
3分でわかる必修ワード IT
目次
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プログラミング教育(Computer Programming Education)
小中高等学校で必修となる「プログラミング的思考」を養うための教育のこと。学習指導要領の改訂に伴い、小学校では2020年度から、高等学校では2022年度から必修となる
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クラウドストレージ(Cloud Storage)
クラウド上にファイルを保存できるサービスのこと。オンラインストレージとも呼ばれ、取引先など社外の相手とのファイル共有や、社内外のプロジェクト関係者による共同作業などの用途で使われている。ファイルを共有する際には、まず共有したいファイルをクラウドストレージにアップロードし、ファイルのリンクURLを相…
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多要素認証
複数の要素を使ったユーザー認証方式
多要素認証とは、複数の認証要素を使って正規の利用者かどうかを確認する認証方式である。
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PPAP
電子メールの送信者が暗号化した圧縮ファイルをメールに添付して送ったあとに、2通目のメールでパスワードを送ること。情報セキュリティー対策として広がったが、実際には効果のほとんどない無意味な慣習である。
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仮想オフィス(Virtual Office)
テレワーク環境でオフィスの臨場感を仮想的に再現することを目指し、「雑談」や「相談」などインフォーマルで偶発的なコミュニーションの促進に重点を置いたサービスを指す。
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帯域保証
契約した帯域の使用を保証すること
帯域保証とは、通信事業者が利用者に対して、契約時に設定した帯域で通信できることを保証すること。帯域を保証する通信サービスやそのための技術を指す場合もある。通信サービスの品質保証といえる。
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GIGAスクール構想(GIGA School Program)
全国の小中学校で児童・生徒1人に1台、パソコンなどの学習用端末を配備し、校内LANを整える政府の計画。2020年度末までに学習用端末の配備を目指す。学習用端末を活用し、クラス全員に同じ内容を一斉に教えるこれまでの授業方法から、児童・生徒1人ひとりの理解度に応じた個別最適の学習への転換を目指す。
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デジタル庁(Japan Digital Agency)
菅義偉内閣が行政のDX(デジタル変革)を推進するために設置を目指す新しい行政機関。菅氏は首相就任前の自民党総裁選で、デジタル庁設置を自身の目玉政策として掲げた。2020年9月16日の首相就任後の記者会見では、「複数の省庁に分かれる関連政策を取りまとめて強力に進める体制として、デジタル庁を新設する」…
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マルチキャスト
多数の端末にパケットを効率良く届ける仕組み
マルチキャストはIPの通信方式の一種で、特定のグループに所属する複数の端末に対して同じパケットを送るときに使う。1台の端末から多数の端末に一斉にパケットを送る1対多の通信方式である。
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SDN(Software Defined Networking)
ネットワークの構成や設定をソフトウエアで柔軟に変更できるようにするアーキテクチャーを指す。SDNコントローラーと呼ばれるソフトウエアにより、ルーターやスイッチ、無線装置などの通信機器を集中的に制御することで、ネットワーク構成などを必要に応じて即座に変更できる。
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エモテット(Emotet)
マルウエア(悪意のあるソフトウエア)の一種。メールに添付されたMicrosoft Officeファイルを開いたり、メール本文に記載されたOfficeファイルへのURLリンクをクリックしたりすると感染する。
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ランサムウエア
データを人質にするマルウエア
ランサムウエア(Ransomware)はマルウエア(コンピューターウイルス)の一種。コンピューター内の情報を「人質」にして身代金を要求する。Ransom(身代金)とSoftware(ソフトウエア)を組み合わせた造語である。
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電子レシート(Electronic Receipt)
スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで買い物をした際に受け渡しをしていた紙レシートに代わり、スマートフォンの専用アプリケーション上でレシート情報を管理、閲覧できるサービス。
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ジョブ型雇用(Job-based Employment)
ジョブディスクリプション(JD:職務記述書)などで明文化した職務内容に基づき、職務を遂行する能力を持った人材を雇用する形態。
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ファイアウオール
不審な通信を遮断する機器や機能
ファイアウオールはインターネットと企業などのLANとの境界に設置し、不審な通信がLANに侵入するのを防ぐ機器や機能だ。サイバー攻撃という炎からLANを守る「防火壁」となるのでこの名前が付けられた。
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デジタルアート(Digital Art)
デジタル技術を活用した芸術作品を指す。「メディアアート」と呼ばれることもある。デジタル化した写真やイラスト、コンピューターグラフィックス(CG)を使った作品のほか、ロボティクス、電子音楽などを組み合わせ、空間全体を総体的に芸術として体験させる作品もある。
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リモート・デスクトップ・サービス(Remote Desktop Service)
ネットワーク経由で異なるパソコン同士を接続したうえで、遠隔で操作できるようにするリモート接続サービスの1つ。遠隔地にあるパソコンのデスクトップ画面を手元のパソコンへ転送したり、手元のパソコンのキーボードやマウスを使って遠隔地のパソコンを操作したりできる。
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VPN
安全な通信を実現する技術
VPN(Virtual Private Network)は公共のネットワークをあたかも専用線のように使って、物理的に離れたネットワーク同士やネットワークとコンピューターをつなぐ技術である。
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電子インボイス(Electronic Invoicing)
2023年10月に導入する消費税の「適格請求書等保存方式」(インボイス制度)において、企業が消費税を納税する際に必要となる「適格請求書(インボイス)」を電子化する仕組みのこと。民間主導で標準規格を作る動きが広がっている。
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HPCI
全国の国立大学や国立研究開発機関などのスーパーコンピューターの計算能力を一元的に大学や研究機関、企業に所属する研究者に提供するための基盤で、「High Performance Computing Infrastructure」の略称。文部科学省の委託事業として高度情報科学技術研究機構(RIST)神…