
3分でわかる必修ワード IT
目次
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EMVコンタクトレス(EMV Contactless)
非接触決済の業界標準規格とそれに準拠した決済サービスを指す。クレジットカード会社の旧ユーロペイ(米マスターカードと経営統合)、マスターカード、米ビザの頭文字に由来してEMVコンタクトレスと称する。
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ライトサイジング(Right Sizing)
ビジネスの環境や業務の実態に合わせて経営資源を最適化しようとする考え方や取り組みのこと。1990年代には情報システムの運用コストを最適化する動きとして関心を集めた。2020年以降はオフィスの最適化として注目されている。背景には新型コロナウイルス対策でテレワークを進める企業の中で、出社する社員数に見…
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VLAN
LANを仮想的に構成する技術
VLAN(Virtual LAN)は、物理的なLANスイッチやLANポートの構成にとらわれずに、仮想的にLANを構成する技術である。
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DX認定制度(DX Recognition Program)
デジタル技術を活用したビジネス変革に向けた準備を整えた事業者を、経済産業省が「DX(デジタルトランスフォーメーション)認定事業者」として認定し公表する制度。2020年5月に始めた。DXに必要な取り組みを認定基準として示すことで、事業者がDXに踏み出す契機とする狙い。認定を得ることで、事業者はDXに…
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モデルベース開発(Model Based Development)
開発するシステムで実現したい機能を抽象度の高い「モデル」として表し、そのモデルを使ってコンピューターシミュレーションを行いながら開発を進めていく手法。本来はモデルを基にしたソフトウエア開発全般を意味する言葉だが、近年は組み込みソフトウエアを含めた制御システムの開発手法を指すのが一般的となっている。
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コンテナ
広く使われている仮想化技術の一種
コンテナとは仮想化技術の一種。クラウド環境などで広く使われている。従来の仮想化から順に追っていくとコンテナを理解しやすい。仮想化とは、ハードウエアをソフトウエアによって再現する技術だ。コンピューターの機能をソフトウエアとして実現する。このソフトウエアは仮想マシンや仮想機械などと呼ばれる。
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プログラミング教育(Computer Programming Education)
小中高等学校で必修となる「プログラミング的思考」を養うための教育のこと。学習指導要領の改訂に伴い、小学校では2020年度から、高等学校では2022年度から必修となる
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クラウドストレージ(Cloud Storage)
クラウド上にファイルを保存できるサービスのこと。オンラインストレージとも呼ばれ、取引先など社外の相手とのファイル共有や、社内外のプロジェクト関係者による共同作業などの用途で使われている。ファイルを共有する際には、まず共有したいファイルをクラウドストレージにアップロードし、ファイルのリンクURLを相…
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多要素認証
複数の要素を使ったユーザー認証方式
多要素認証とは、複数の認証要素を使って正規の利用者かどうかを確認する認証方式である。
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PPAP
電子メールの送信者が暗号化した圧縮ファイルをメールに添付して送ったあとに、2通目のメールでパスワードを送ること。情報セキュリティー対策として広がったが、実際には効果のほとんどない無意味な慣習である。
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仮想オフィス(Virtual Office)
テレワーク環境でオフィスの臨場感を仮想的に再現することを目指し、「雑談」や「相談」などインフォーマルで偶発的なコミュニーションの促進に重点を置いたサービスを指す。
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帯域保証
契約した帯域の使用を保証すること
帯域保証とは、通信事業者が利用者に対して、契約時に設定した帯域で通信できることを保証すること。帯域を保証する通信サービスやそのための技術を指す場合もある。通信サービスの品質保証といえる。
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GIGAスクール構想(GIGA School Program)
全国の小中学校で児童・生徒1人に1台、パソコンなどの学習用端末を配備し、校内LANを整える政府の計画。2020年度末までに学習用端末の配備を目指す。学習用端末を活用し、クラス全員に同じ内容を一斉に教えるこれまでの授業方法から、児童・生徒1人ひとりの理解度に応じた個別最適の学習への転換を目指す。
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デジタル庁(Japan Digital Agency)
菅義偉内閣が行政のDX(デジタル変革)を推進するために設置を目指す新しい行政機関。菅氏は首相就任前の自民党総裁選で、デジタル庁設置を自身の目玉政策として掲げた。2020年9月16日の首相就任後の記者会見では、「複数の省庁に分かれる関連政策を取りまとめて強力に進める体制として、デジタル庁を新設する」…
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マルチキャスト
多数の端末にパケットを効率良く届ける仕組み
マルチキャストはIPの通信方式の一種で、特定のグループに所属する複数の端末に対して同じパケットを送るときに使う。1台の端末から多数の端末に一斉にパケットを送る1対多の通信方式である。
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SDN(Software Defined Networking)
ネットワークの構成や設定をソフトウエアで柔軟に変更できるようにするアーキテクチャーを指す。SDNコントローラーと呼ばれるソフトウエアにより、ルーターやスイッチ、無線装置などの通信機器を集中的に制御することで、ネットワーク構成などを必要に応じて即座に変更できる。
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エモテット(Emotet)
マルウエア(悪意のあるソフトウエア)の一種。メールに添付されたMicrosoft Officeファイルを開いたり、メール本文に記載されたOfficeファイルへのURLリンクをクリックしたりすると感染する。
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ランサムウエア
データを人質にするマルウエア
ランサムウエア(Ransomware)はマルウエア(コンピューターウイルス)の一種。コンピューター内の情報を「人質」にして身代金を要求する。Ransom(身代金)とSoftware(ソフトウエア)を組み合わせた造語である。
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電子レシート(Electronic Receipt)
スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで買い物をした際に受け渡しをしていた紙レシートに代わり、スマートフォンの専用アプリケーション上でレシート情報を管理、閲覧できるサービス。
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ジョブ型雇用(Job-based Employment)
ジョブディスクリプション(JD:職務記述書)などで明文化した職務内容に基づき、職務を遂行する能力を持った人材を雇用する形態。
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