建築生産や維持管理でのIoTやAIといった新しいツールの活用、建築物を構成する新材料の台頭など近年めまぐるしい動きのある建築・住宅分野における重要キーワードを分かりやすく解説する。

3分でわかる必修ワード 建築・住宅
目次
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3分でわかる IR
国際競争力の高い滞在型観光の切り札として脚光を浴びるIR。シンガポールなど海外のIRを参考に定めた施設基準では、超巨大ホテルと会議場併設が条件となる。
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3分でわかる 建築物のバリアフリー設計指針
ホテルまたは旅館における建築設計標準の追補版について解説する。建築設計標準は、計画・設計の基準や考え方、留意点を示したガイドラインだ。複数の設計例と共に、車椅子使用者のほか障害者や児童、外国人など、それぞれの利用特性に応じて必要な配慮事項が掲載されている。
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3分でわかる 省エネ適判
建築物省エネ法で定められた規模・用途の建築物を新築、増改築する際に必要となる省エネ適判。建築物省エネ法の改正により、省エネ適判が義務付けられる対象範囲が拡大した。
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3分でわかる 墜落制止用器具
墜落制止用器具とは、高所作業時に装着して墜落事故を防止する安全器具の呼称だ。これまで「安全帯」と呼ばれていた器具の構造規格を改め、2019年2月1日から建設現場などでの使用が義務付けられる。現場では「安全帯」と呼び続けても構わない。
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3分でわかる 宅配ボックス
宅配ボックスとは文字通り、宅配された荷物を受け取るための箱だ。集合住宅の1階ロビーや戸建て住宅の玄関ドアの近くなどに設置する。荷物の配達時に留守にしていても、ボックス内に荷物を入れてもらうことで受領できる。当初は集合住宅向けの製品が市場を広げていたものの、最近では戸建て住宅用の宅配ボックスも普及し…
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3分でわかる ZEH
家庭で使用するエネルギーと太陽光発電で生み出すエネルギーの量をバランスさせて、1年間に消費する1次エネルギーの量を実質的にゼロ以下にする住宅。それが、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)だ。「ゼッチ」と読む。
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3分でわかる CLT
CLT(直交集成板)とは「クロス・ラミネイテッド・ティンバー」の略で、集成木材の1種だ。欧州で開発された材料で、繊維方向が互い違いになるように木の板を重ねて接着して厚い板にする。
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3分でわかる IoT住宅
IoT技術を持ち込んだ住宅である「IoT住宅」。実は過去にも似たようなコンセプトで住宅にITを取り入れるブームが何度か訪れていた。近年のIoT住宅との違いなどを分かりやすく解説する。
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3分でわかる BIM
コンピューター上で仮想の建物モデルを構築する「BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)」。建物の3次元形状に加え、建物を構成する部材や設備機器、部屋などに関する様々な情報をデジタル化して統合し、1つのモデルとして表現するものだ。建築産業の生産性向上の切り札として期待を集める。