Close-up
目次
-
豊田章男氏の危機感、「私はもう古い人間」
トヨタ自動車社長の豊田章男氏が2023年4月1日付で、同社の新会長に就任する。社長職の後任には、同社執行役員の佐藤恒治氏が就く。現会長の内山田竹志氏の退任に伴い決定した。
-
感謝の声が聞こえない、自工会の豊田会長
自動車関連5団体は2023年1月、東京都内のホテルで賀詞交歓会を開いた。日本自動車工業会(自工会)会長の豊田章男氏は、新型コロナウイルスのPCR検査で陽性反応が出たため欠席。自工会副会長の永塚誠一氏が、豊田氏のメッセージを代読した。
-
トヨタとデンソーが出資、次世代半導体のラピダス
次世代半導体の国産化を目指す新会社「Rapidus(ラピダス、東京・千代田)は、2022年11月に東京都内で初めての会見を開いた。米IBMなどと連携し、2nm世代のロジック半導体の技術開発を進め、2020年代後半に国内での量産化を目指す。
-
プリウス全面改良、デザイン・走り重視へ
「正直、いろいろなユニット(パワートレーン)がある中で将来も含めてどうするか悩んだ。環境技術はあくまでも普及してこそのものだと思っている。『プリウス』として何ができるかを考えたときに、やはり、“手に届くクルマ”であることが大事だろうということで、ハイブリッドを選択した」。
-
ソニーGとホンダ、世界で戦えるEV投入
ソニーグループ(ソニーG)とホンダが共同設立した新会社「ソニー・ホンダモビリティ(SHM、東京・港)」は、第1弾の次世代電気自動車(EV)を2025年内に発売する。北米への出荷は2026年春、日本への出荷は同年後半になる予定だ。欧州への出荷も計画する。販売体制はオンラインとし、ホンダのディーラーな…
-
日本電産、社長交代 関氏は引責辞任
日本電産副会長の小部博志氏が2022年9月3日付で同社の社長に就任した。創業メンバーの1人で73歳の同氏は、比較的若い次の社長を決定するまで社長職を務める予定。同氏の次の社長を決めるに当たり、同社は2023年4月に生え抜きの5人を現在空席の副社長職に任命する。2024年にその内の1人を代表取締役社…
-
日野自、20年前から不正 対象は約64万台に拡大
日野自動車は2022年8月、少なくとも2003年から、エンジンの排ガス・燃費性能の認証で不正をしていたと発表した。同月に相次いで追加の不正を公表し、対象車は同年3月に公表した約12万台から約64万台に拡大した。日野自は対象車種の出荷を停止。自社製のエンジンを積んだ国内向けトラックは、全て出荷できな…
-
VWディース社長が退任へ、EVシフトへの影響は?
ドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン、VW)は2022年7月、同社社長のHerbert Diess(ヘルベルト・ディース)氏が同年9月1日付で退任すると発表した。後任は、傘下ブランドのドイツPorsche(ポルシェ)で社長を務めるOliver Blume(オリバー・ブルーメ)氏が兼務する…
-
トヨタの水素エンジン車、市販化「4合目」
トヨタ自動車の水素エンジン車が、今年も24時間耐久レースを完走した。周回数は478で、約2181km走った。初参戦だった2021年の358周(約1634km)から大幅に伸ばした。
-
日産と三菱自が先陣、EVで軽の常識を変える
日産自動車と三菱自動車は2022年5月20日、軽自動車の新型電気自動車(EV)を発表した。日産は「サクラ」、三菱自は「eKクロスEV」の車名で同年夏に発売する。今回の新型軽EV(以下、新型車)の開発は、三菱自と日産の共同出資会社「NMKV」(東京・港)が担当した。
-
ホンダのEV生産計画、年間200万台超に全力
ホンダは2022年4月12日、四輪車の電動化に関する説明会を開いた。30年までに30車種の電気自動車(EV)を世界市場に投入し、年間200万台超を生産する計画である。同社はガソリン車やハイブリッド車(HEV)などを含めた30年の年産規模を約500万台と見通しており、その約4割がEVになる計算だ。
-
ソニーとホンダが提携、独自ブランドEV投入
ソニーグループ(ソニーG)とホンダは2022年3月4日、次世代モビリティー分野での提携を発表した。22年内に共同で設立する新会社を通じて、高付加価値の電気自動車(EV)を開発・販売し、モビリティー向けサービスを提供する。
-
生産調整「早く知らせて」、デンソー幹部が要望
「トヨタ自動車は、半月から10日ほど前に減産を予告してくれるので大変助かる」。こう明かすのは、デンソー取締役経営役員の松井靖氏。2022年2月の決算会見(21年4~12月期)で、他の自動車メーカーとの違いを説明した。
-
ホンダの全固体電池、30年にラミネート型で
ホンダが、全固体電池を2030年ごろに実用化する意向を示した。同電池を搭載した電気自動車(EV)の価格と航続距離を、ハイブリッド車(HEV)と同等にすることを目指す。
-
ダイムラーの「レベル3」、ヴァレオ新LiDAR採用
フランスValeo(ヴァレオ)は2021年12月、同社の最新(第2世代)LiDAR(レーザースキャナー)が、ドイツDaimler(ダイムラー)のレベル3の自動運転システム用センサーに採用されたと発表した。ヴァレオの同LiDARがレベル3の自動運転システムに採用されたのは、今回が世界で初めて。
-
日本連合で「超高回転」、EV用モーター研究
国内自動車メーカーなどが集まる自動車用動力伝達技術研究組合(TRAMI)は2021年11月、22年度の研究方針を説明した。内燃機関から電気自動車(EV)用モーターやその関連技術に研究の軸足を移す。
-
「EVは価格競争になる」、日本電産会長の永守氏
日本電産会長の永守重信氏が、電気自動車(EV)の中核となる駆動モーター事業戦略を示した。
-
「敵は炭素、内燃機関ではない」
日本自動車工業会(JAMA)は2021年9月に記者会見を開催し、会長の豊田章男氏(トヨタ自動車社長)が欧州などによる内燃機関車を禁止する方針に対して「敵は炭素であり、内燃機関ではない」と反論した。
-
日産の軽EV、22年度発売、20kWhでアイ・ミーブ超え
日産自動車は2021年8月、三菱自動車と共同開発する軽自動車タイプの電気自動車(EV)を22年度初頭に日本国内で発売すると発表した。軽自動車は電池の搭載空間が限られるが、容量として20kWhを確保する考えだ。
-
トヨタ、新型「アクア」発売、HEVも炭素中立
トヨタ自動車は2021年7月、小型ハイブリッド車(HEV)「アクア」を全面改良して、発売した。燃費性能を先代比で約2割高めたほか、駐車支援システムや回生ブレーキの性能を向上させた。