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目次
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日産の軽EV、22年度発売、20kWhでアイ・ミーブ超え
日産自動車は2021年8月、三菱自動車と共同開発する軽自動車タイプの電気自動車(EV)を22年度初頭に日本国内で発売すると発表した。軽自動車は電池の搭載空間が限られるが、容量として20kWhを確保する考えだ。
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トヨタ、新型「アクア」発売、HEVも炭素中立
トヨタ自動車は2021年7月、小型ハイブリッド車(HEV)「アクア」を全面改良して、発売した。燃費性能を先代比で約2割高めたほか、駐車支援システムや回生ブレーキの性能を向上させた。
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VWがレベル4の商用車、21年夏に独で試験運用
ドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン、VW)は、ロボタクシーやライドシェア向けの自動運転車両の実現に本腰を入れる。同社の商用車部門であるVolkswagen Commercial Vehiclesが、電気自動車(EV)「ID.」シリーズのコンセプト車「ID.BUZZ」を基にした自動運転…
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カーボンニュートラル、水素エンジンも選択肢に
トヨタ自動車は2021年5月23日、水素エンジン車で24時間レースを完走した。ドライバーの1人として参加したトヨタ社長の豊田章男氏は「従来の内燃機関をベースにした水素エンジン車も、カーボンニュートラルを実現する1つの選択肢ということを示せた」と胸を張る。
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テスラ車事故で2人死亡、運転席は無人か
米国テキサス州ヒューストン北部のスプリングで2021年4月17日夜、米Tesla(テスラ)の電気自動車(EV)「モデルS」が木に衝突して炎上する事故が起き、乗員の男性2人が死亡した。
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トヨタ、車載イーサ 21年春「LS」から採用
トヨタ自動車が2021年春ごろに実用化する新しい運転支援機能で、車載Ethernet(イーサネット)を同社として初めて採用する。従来の車載通信に比べて、大容量データを高速伝送できる。車の付加価値をデータが左右する時代に備える考えだ。
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レベル3の自動運転車、ホンダが100台限定発売
高速道路において、渋滞時に、カーナビゲーションシステム(ナビ)の画面でテレビ番組や動画コンテンツを視聴したり、ナビを操作したりできる─。そんなレベル3(アイズオフ)の自動運転機能を世界で初めて市販車に搭載したのが、ホンダの新型セダン「LEGEND Hybrid EX・Honda SENSING E…
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第2のトヨタ、ウーブン・プラネットが始動
トヨタ自動車社長の豊田章男氏が掲げる「ソフトウエアファーストのものづくり」。その実現を担うウーブン・プラネット・グループ(Woven Planet Group)が2021年1月に発足した。CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)の荒波を乗り切るためには、ソフト強化は避けて通れない。…
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EV以外の選択肢も探れ、50年カーボンニュートラル
日本自動車工業会会長の豊田章男氏が2020年12月中旬、2050年カーボンニュートラル(炭素中立)実現に向けた考えを述べた。エンジンを廃止し、すべてのクルマを電気自動車(EV)にすべきという報道や世論の形成に対して、電力政策の大転換なしには「現実的ではない」と説明。さらにコスト面で、軽自動車が庶民…
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ホンダが“世界初”、自動運転「レベル3」
ホンダが「レベル3」の自動運転の実現で先陣を切った。2020年度内に発売する高級セダン「レジェンド」の全面改良車に、同機能を搭載する。「レベル3の自動運転車の型式指定を行うのは、今回が世界で初めて」(国土交通省)という。今後、国内外の自動車メーカーからの参入が加速しそうだ。
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トヨタの将来担う、「ウーブン」4社体制
トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(TRI-AD)が2021年1月に新体制に移行する。持ち株会社のウーブン・プラネット・ホールディングス、事業会社のウーブン・コア、ウーブン・アルファ、投資ファンドのウーブン・キャピタルの4社体制となり、社名から「トヨタ」が消える。
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テスラが260万円EV、電池内製で3年以内に
米Tesla(テスラ)は2020年9月22日(現地時間)、価格を2万5000ドル(1ドル=105円換算で約263万円)に抑えた電気自動車(EV)を23年までに市場投入する計画を発表した。低コストなリチウムイオン電池の内製化にめどを付け、大衆車市場に打って出る。
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ダイムラーとCATL、電池モジュール無くす?
ドイツDaimler(ダイムラー)が2020年8月、中国の電池メーカーCATLと戦略的パートナーシップを強化すると発表した。メルセデスベンツ車の電池技術を共同開発する。乗用車から小型商用車向けの電池セル、モジュールおよび電池システムまで、広範囲の電池技術が対象だ。その中にはCATL独自の「cell…
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EV電圧800V、ポルシェ・日立が先陣
電気自動車(EV)の電池電圧を現状の400V程度から800Vに高める新しい取り組みが始まった。欠点である長い充電時間を短くできる。ドイツPorsche(ポルシェ)が新型EVで先駆けた。800V対応インバーターを提供したのは、日立グループとみられる。米GMが追随すると表明し、今後世界で広がる可能性が…
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アップルが鍵を、「再定義」 自動車市場へ本腰
米Apple(アップル)が、自動車市場で攻勢をかけている。同社は2020年6月に開いた開発者向けイベント「WWDC20」で、将来のMaaS(Mobility as a Service)市場を握るための2つの戦略を打ち出した。
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ゴーン路線は「失敗」、拡大から身の丈へ
「世界販売を2022年までに3社合計で1400万台まで伸ばし、世界最大の自動車連合にする」─。カルロス・ゴーン氏が意気揚々と宣言したのは、2017年9月のことだった。
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VWが勝負の夏、新型コロナでもEV量産
ドイツ・フォルクスワーゲン(Volkswagen、VW)が勝負の夏を迎える。新型コロナウイルスの影響が懸念されたが、2020年夏の市場投入を予定してきた新型電気自動車(EV)「ID.3」の計画を変更しないことを決めた。さらに、SUV(多目的スポーツ車)タイプのEV「ID.4」も同年内に発売すると宣…
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新型コロナウイルス、将来に向けた準備期間に
「真剣に考えなければいけないが、深刻には考えないようにしている」─。日本自動車工業会・会長の豊田章男氏(トヨタ自動車社長)は2020年3月に記者会見を開き、世界的に大流行する新型コロナウイルスの現状への受け止めを語った。
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インド発・激安SUVは、価格破壊を引き起こすか
インド・タタ・モーターズ(Tata Motors)は小型SUV(多目的スポーツ車)「HBX Concept」を2月の「デリーモーターショー2020(Auto Expo 2020)」で公開した。インドで2020年後半に発売する。
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日本電産・永守氏の野望、“ゴーン騒動”追い風に
2030年までに電気自動車(EV)向け駆動用モーター市場で35%の世界シェアを獲得する─。野心を公言する日本電産が、目標達成に向けて欠いていた重要なピースを獲得した。