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自動車メーカーの開発段階に入り込む

ドイツZFの日本法人ゼット・エフ・ジャパン社長の多田直純氏
ドイツZFの日本法人ゼット・エフ・ジャパン社長の多田直純氏
写真:日経Automotive
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 「日本の部品メーカーが統合で強くなると、日本の自動車メーカーに対する欧米の部品メーカーの競争力が下がってしまう。さらに日本の統合部品メーカーが日本の自動車メーカーの要望を受けて部品を開発するといった流れが定着すれば、われわれにとっては厳しくなる」─。ドイツZFの日本法人、ゼット・エフ・ジャパン(ZFジャパン)の多田直純社長は、ここ数年で再編が進む部品メーカーの動向に危機感を募らせる。

 CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリングサービス、電動化)をきっかけに、自動車メーカーだけでなく、部品メーカーも大きく変わろうとしている。2019年10月にZFジャパンの社長に就任した多田氏が注視するのは、急激に進む日本の部品メーカーの再編だ。日本の部品メーカーが日系自動車メーカーの要望に応え独自仕様の部品を開発するといった連携体制が、再び強化されることを警戒している。

 その対策として、ZFジャパンは中核技術の開発段階から携わる道を模索する。例えばZFのドイツ本社との連携を強化して、日本の自動車メーカーの要望を捉えた部品の開発をしやすくするなど、変革が必要だと多田社長は見込んでいる。

プレミアムセグメントで1位目指す

ビー・エム・ダブリュー社長のChristian Wiedmann氏
ビー・エム・ダブリュー社長のChristian Wiedmann氏
写真:日経Automotive
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 「2020年は最先端の技術や電気自動車(EV)、自動運転車に注目してほしい。中でも、革新的な技術と自動運転には特に力を注ぐ方針だ」。2019年8月にBMW日本法人ビー・エム・ダブリュー社長に就任したクリスチャン・ヴィードマン(Christian Wiedmann)氏は、2020年に向けた抱負を述べる。BMWグループは日本を重要な市場と位置付けている。2020年は、MINIやロールスロイスといったブランドを含め、さらに新しいモデルを発表する予定だ。「我々はプレミアムセグメントでナンバーワンを目指す」とヴィードマン社長。革新的な技術の投入で、ブランドの強化を進める。

国産セダンの乗り換え需要狙う

ボルボ・カー・ジャパン社長の木村隆之氏
ボルボ・カー・ジャパン社長の木村隆之氏
写真:日経Automotive
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 スウェーデン・ボルボ(Volvo Cars)の日本法人ボルボ・カー・ジャパンは2019年11月、8年ぶりの全面改良となるセダン「S60」を投入した。トヨタ自動車の「クラウン」といった「国産のセダンユーザーの乗り換え需要を狙う」とボルボ・カー・ジャパン社長の木村隆之氏は述べる。ボルボは日本国内で国産セダンの選択肢が少なくなっていることなどに注目。さらに、ユーザーが重視する点として「安全」の重要度が高まっているとの分析から、同社が取り組むADAS(先進運転支援システム)が、国産セダンと渡り合える武器になると判断した。まずは、50~60歳代の買い替え需要から攻める方針だ。

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