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スズキのインド事業は危機的な状況に

スズキ会長の鈴木修氏
スズキ会長の鈴木修氏
(写真:日経Automotive)

 スズキが、主力市場のインドで苦しんでいる。2020年5月末の決算会見で、同社会長の鈴木修氏は「インド事業は危機的な状況にある」と語った。

 インドの自動車市場は19年下半期から減速傾向が鮮明になっており、そこに新型コロナウイルスの感染拡大が追い打ちをかけた。インドでは20年3月下旬からロックダウン(都市封鎖)が実施された。その結果、4月のスズキのインド販売はゼロとなり、5月も1万台程度に落ち込んだ。

 こうした状況を受けて、同社社長の鈴木俊宏氏はインド市場での事業計画を見直す考えを示した。同氏は「インド事業では、30年に500万台という販売計画を達成することよりも、50%以上のシェア(市場占有率)獲得を目指す」と説明した。販売台数の拡大を目指して20年7月に稼働させる予定だったインドのグジャラート第3工場の操業も延期する。

 これを受けて、作成中の新たな中期経営計画は収益改善を重視したものになりそうだ。現在の中期計画(15年度からの5年間)では最終年度の19年度に、340万台の世界販売台数(四輪車)、3兆7000億円の連結売上高、7%の売上高営業利益率などを目指したが、いずれも達成できなかった。

VWが“お家騒動”、グループCEOが謝罪

VWグループCEOのHerbert Diess氏
VWグループCEOのHerbert Diess氏
(写真:Volkswagen)

 「Herbert Diess氏は自身の発言が不適切だったと正式に謝罪し、監査役会はそれを受け入れた」─。ドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン、VW)が異例の声明を出した。VWグループCEO(最高経営責任者)のDiess氏と監査役会の対立が明るみに出たのだ。

 事の発端は、新型電気自動車(EV)「ID.3」の生産の遅れ。ソフトウエアの不具合が遅延の原因で、その責任の所在をめぐってDiess氏が監査役会を非難したという。ドイツでは、従業員代表が実権を握る監査役会が人事権を含めて大きな力を持つ。Diess氏は、兼務していたVW乗用車ブランドのCEOの座を奪われることとなった。

新型「ローグ」で強い日産を復活させる

日産自動車COOのAshwani Gupta氏
日産自動車COOのAshwani Gupta氏
(写真:日産自動車)

 再生を目指す日産自動車が、新車攻勢を開始した。同社は、今後18カ月の間に少なくとも12の新型車を投入する計画である。その第1弾として、2020年6月に米国で中型SUV(多目的スポーツ車)の新型「Rogue(ローグ)」(日本名:エクストレイル)を発表した。

 同社COO(最高執行責任者)のAshwani Gupta氏は「米国市場における最量販車種のローグの刷新を機に、強い日産を復活させる」と意気込む(関連記事)。20年秋発売の新型ローグで目指すのが、「安売りイメージ」の払しょくだ。業績悪化の要因となったインセンティブ(販売奨励金)頼りの値引き販売手法と決別できるか。

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