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「アリア」こそ日産の未来

日産自動車社長兼CEOの内田誠氏
日産自動車社長兼CEOの内田誠氏
(写真:日産自動車)
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 「アリアこそ、日産の描く未来そのものだ」。日産自動車社長兼CEO(最高経営責任者)の内田誠氏は、2020年7月に世界初公開したSUV(多目的スポーツ車)タイプの電気自動車(EV)「アリア」について、こう述べた。同社は約10年前に世界に先駆けて量産EV「リーフ」を発売したものの、販売台数は計画を大幅に下回った。21年発売のアリアを皮切りにEV専用プラットフォーム(PF)を投入し、巻き返しを狙う。

 EV専用PFの開発には「リーフで蓄積した10年分のEVビッグデータを生かした」(同氏)という。アリアの電池容量は65kWh、90kWhの2種類で、駆動方式はそれぞれ2輪駆動(2WD)、4輪駆動(4WD)から選択できる。90kWhで2WDの場合、日本のWLTCモードでの航続距離は610kmである。電子PFも刷新し、日産車として初めてOTA(Over The Air)によるソフトウエア更新に対応した。米Tesla(テスラ)などの競合車を意識した内容といえる。

 同社は23年度末までに、EVまたはシリーズハイブリッド「e-POWER」を搭載した電動車両を年間100万台以上販売する計画である。先進運転支援システム(ADAS)「プロパイロット」は、20の市場で20モデル以上に搭載し、年間150万台以上の販売を目指す。

激戦区、予防安全で勝ち抜く

アウディジャパン社長のフィリップ・ノアック氏
アウディジャパン社長のフィリップ・ノアック氏
(写真:アウディジャパン)
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 「日本市場では、予防安全性能の強化が欠かせない」。アウディジャパン社長のフィリップ・ノアック氏は、2020年7月に開催した小型SUV「Q3」の発表会でこう述べた。Q3が属する高級小型SUV市場は、トヨタ自動車やスウェーデンVolvo(ボルボ)などの競合車がひしめく激戦区である。各社とも予防安全性能の充実に力を入れている。

 ドイツAudi(アウディ)が、8年ぶりに全面改良した新型Q3は、同Volkswagen(フォルクスワーゲン)グループのプラットフォーム「MQB」を適用し、上級モデルに匹敵するADASを搭載した。「予防安全性能では負けない」(同氏)と意気込む。

車載部品が急激に改善

日本電産会長兼CEOの永守重信氏
日本電産会長兼CEOの永守重信氏
(写真:日本電産)
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 「車載部品の売り上げが、この2カ月で急激に戻っている。7月以降、さらに改善する見通しだ」。日本電産会長兼CEOの永守重信氏は、2020年7月に開催した同年4~6月期の連結決算会見でこう語った。

 売上高は前年同期比6.6%減の3369億円、営業利益は同1.7%増の281億円と減収増益だった。新型コロナの影響で20年3~5月に日本や米国など国内外の主要な完成車工場が操業を停止し、同社の車載部品事業は売り上げを大きく落とした。しかし、「先行きは明るい」(同氏)という。20年度通期の売上高見通しは、新型コロナ禍以前に掲げていたのと同じ2兆円に設定した。

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