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「クルマの保有期間を短くしたい」

自工会会長の豊田章男氏
自工会会長の豊田章男氏
(写真:JAMA)
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 「クルマの保有期間を短くしたい。」日本自動車工業会(自工会)会長の豊田章男氏は、2020年9月末に開いた定例会見で、買い替え需要を喚起して国内の新車市場を拡大させたいとの意向を示した。1990年に8.8年だったクルマの保有期間は、2019年に15.3年まで延びた。例えば保有期間が3年短くなると、新車市場は約125万台拡大するという試算がある。

 クルマの保有期間を短くするには、商品力のある新車を投入して買い替え需要を掘り起こす必要がある。ただ、新型コロナウイルス(新型コロナ)感染拡大の影響で、国内の20年度の新車市場は前年実績割れが続いている。

 自工会副会長の永塚誠一氏は同会見で「20年4~6月に前年比で68.2%に落ち込んだ国内市場は7〜8月に同80%台まで戻り、各社への聞き取りベースで9月は90%台に近いペースまで回復している」と述べたが、依然として厳しい状況にあるとの見方を示した。

 クルマの買い替え需要を喚起する対策の1つに、購入時や保有時の税負担を軽くすることがある。この点について豊田氏は、「取得時の税負担の軽減やエコカー減税の期限延長などを、21年度の税制改正において政府に要望する」とした。

自動運転の室内空間は多様性がカギ

フォルシア・ジャパン事業本部長のアレハンドロ・エスパーダ氏
フォルシア・ジャパン事業本部長のアレハンドロ・エスパーダ氏
(撮影:日経Automotive)
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 「自動運転で室内空間は大きく変わる」。フォルシア・ジャパン事業本部長のアレハンドロ・エスパーダ(Alejandro Espada)氏は、2020年9月開催の「自動車未来サミット秋」で述べた。同氏は、室内空間の今後のキーワードとして多様性を挙げる。乗員が車内で過ごす時間は増えるし、できることも増える。しかも、世界各地で好みは異なる。多様性に対応できる空間かどうかが問われる。HMI(ヒューマン・マシン・インタフェース)については、確実に情報伝達するために、音声やジェスチャー・タッチ・振動など複数の手段を用意する必要があると強調、1つに集約することはないとした。

力強さと安心感を追求

日産自動車シニア・デザイン・ダイレクターの中村泰介氏
日産自動車シニア・デザイン・ダイレクターの中村泰介氏
(撮影:日経Automotive)
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 日産自動車が2020年9月、高級車ブランド「INFINITI(インフィニティ)」のSUV(多目的スポーツ車)「QX60」のコンセプトカーを披露した。QX60は同ブランドで最も売れている車両で、家族向けに3列シートを備える。

 次期モデルの外観は「細部にこだわるとともに、SUVとして力強さと乗員の安心感を追求した」(同社シニア・デザイン・ダイレクターの中村泰介氏)という。2021年の量産・販売を見込む。インフィニティを日本に導入する計画は現状ないが、現行車を販売している北米ではスポーティーさ、中国は見た目の良さが求められる。これらのニーズにマッチしたデザインとした。

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